結婚は自由です。ただ、いえることは…

確かに、結婚は、してもしなくても個人の自由です。
私の周りに、独身の人も多くいます。
独身であることのメリットは、多そうです。
たとえば、余暇に論文を書いたり、社会運動をするなど、お金と時間がかかることをしている人は、結婚しないと楽そうです。
友だち付き合いが多い人もそうです。
そういうメリットは、否定できません。

ただし、経済的な事情は理由にならないでしょう。
オランダでは、節約のために結婚するそうです。
それは、わかります。
家賃や食費は、まちがいなく安く上がります。
離婚はヨーロッパでは多いようですが、宗教的な罪悪の問題を保留すると、社会的には生涯独身よりもいいでしょう。
日本の場合、背景にあるものは、人並み、世間相場…といった硬直した過去の慣習でしょう。
たとえば、結婚式場で数百万円を掛ける結婚式であるとか、男は正社員でなければいけないとか、一家を支える云々とか。

何回か日記で紹介しましたが、
『失敗の本質』という本があります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%AE%E6%9C%AC%E8%B3%AA
旧日本陸軍は、
環境への過度の適応・官僚的組織原理と属人ネットワークでの行動・学習棄却（かつて学んだ知識を捨てた上での学び直し）を通しての自己革新ができなくて失敗したとしています。
具体的には、インパール作戦が、河辺正三や牟田口廉也らの人間関係で、その帰趨が決まってしまったこと、真珠湾攻撃からアメリカは多くのことを学んだが、攻撃をした日本は学ばなかったなどが書かれています。
ビジネス書として読まれることが多いですが、すべてに通じます。

今は、正社員である夫が妻子を養うという時代ではありません。
全てに通じることですが、硬直した親の世代のいうことを聞いてはいられません。進学の就職も転職も持ち家もです。

昔から破格の結婚生活をした人がいます。
たとえば、西園寺公望
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%9C%92%E5%AF%BA%E5%85%AC%E6%9C%9B#.E5.A6.BE
この人は、妻帯せずに、美貌の妾をとっかえひっかえした人です。
だから、倫理的にアウトです。
羨ましいとすら思いませんが、一つのヒントにはなると思います。
多くの女性を泣かせたという点は極めてよろしくないが、拘束されない暮らしを全うしたと。

私の知人で、
家にはあまり帰らないという人がいます。
他に女性がいるわけではありませんが、互いに拘束しないということです。
奥さんが、温泉などに仲間と行っても、無関心。
まあ、見張らないと維持できない、貞操などはインチキだと見越しているのでしょう。

そこに、本物の愛情をみるのは、私だけでしょうか。

「一生独身でOK」20〜30代男4割
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=29&from=diary&id=3646044