【映画】 『ＨＫ変態仮面』観ました。

映画『ＨＫ変態仮面』観ました。

変態仮面といえば、その昔、週刊少年ジャンプで連載されていた少年漫画で
約１年しか連載していないにも関わらず、数多くの少年少女の心に深く刻まれた
うーん、こびりついたというか、カルトでコアなマニアックな人気で今なお愛され…

かくいう私も、『変態仮面』が大好きな思春期の少年だったので
この実写化のニュースを聞いたときにはド肝を抜かされたものです

映像化していいものか…？と…

以前から気になってはいたのですが
なかなか観るのを忘れていて…この度、ようやっと観る事ができました。

〜感想〜


メチャメチャ面白かったですｗ

何といいましょうか…

漫画原作の実写化というだけで
すぐに何でもかんでも、目くじらを立てるのは、よろしくないといいますか…

むしろ、目から落ちました。ウロコが。

実に原作の大事なところを押さえている
原作に対するリスペクト（尊敬）の念を多いに感じることのできる
これこそまさに、素晴らしい実写版・変態仮面でありました。

私、原作の変態仮面の主人公、狂介くんが
変態仮面に変身する際、女性のパンティをかぶらなければならないということに
そんな変態行為をしてはいけないという、罪悪感や自責の念に囚われ
散々に葛藤に葛藤を重ねた上で、パンティをかぶるという行為の誘惑に抗えずに
吸い込まれるように変態仮面に変身してしまって『フオオオオオ！』するのが好きで好きで…

一介の健全な思春期の男子高校生の心に潜む変態性との葛藤を描いた
そんな少年漫画、変態仮面が大好き！だったので！

その情緒を余すところ無く、包み隠さずに描いた実写版は素晴らしかったです！

やはり、ここはハズせない部分ですよね…わかってる！



しまパンをかぶるのは、時代を感じました！

紆余曲折ありつつ、何だかんだで狂介くんと愛子ちゃんがイイ感じになる？
そんなストーリー展開も原作で成し得なかったことを実現させた感ありますし

変態仮面を超える変態との壮絶な死闘の中で
変態であることと戦いでの強さは関係ない
それは変態であることと善悪は関係ないという
そんなメッセージ性を感じることが出来ました。


あとは何といってもビジュアル面においては
主演の鈴木亮平氏が、この映画のために身体を鍛え上げ
原作の変態仮面の変態ポージングを全てマスターするなどの
努力の結晶が全面に押し出された肉体美につきます。

バトルシーンでは画面にフィルターをかけ、色調補正を駆使して
その肉体美を、さらに強調する演出がカッコよかったです。

その美しい肉体こそ正に我々の思い描いた変態仮面といった感じで…大満足でした！


ビジュアル、ストーリー、テンポ、アクション、原作へのリスペクト
どう見ても高校生に見えない個性的な俳優陣、、濃厚なＢ級映画感に酔いしれ
チクニーは大丈夫なのか？とか、やっつけ感満載のＣＧ巨大ロボ…

これは…ＤＶＤを買ってもいいかもしれないと思いました…ｗ

いやはや…素晴らしい実写版『ＨＫ変態仮面』…
とっても、おバカな映画で、久々に心から笑いました！ありがとうございました！