それでもやっぱり日本語が面白い

殆ど字を書く機会がなくなったのは事実。
で、いざ書こうとしたら、漢字すらまともに書けなくなっていたことで焦ったのは
幼稚園から子どもの連絡帳を渡された時だった。
（そこから３年間は、毎日なにかしら書きこまなければならず、、まぁ恥ずかしかった。）


それでも、パソコンでは文章を推敲する際にキーボードが使えることがすごく有難かった。
間違えた文をいちいち消して書きなおす手間が省けるのは、すごく画期的だし、
今はもう書く速度よりも打つ方がずっと速いので、なにかを考えながら書くのもスムーズ。
きれいに書こうと思うとそれだけで時間もかかるし、そっちが気になると
今度は文も思うように書けなくなったりもするし。

今のパソコンでは丸文字の代わりに、いろいろな日本語フォントが選べることもいいよね。
絵文字を使うのも確かに楽しいよ。
文全体が固くなりそうでもごまかせるし。

それとね、日本語って漢字もカタカナも平仮名もあって、気分次第で
使い分けることもできる。これだって、すごいことだと思わない？



そんな今、また自筆でしっかり書けるようになりたい、と
切に思うようになったんだ。
最終的には、筆でさらさら〜っと、短冊に
自作の俳句をかっこよく書けるようになりたいのデス。


でも、俳句って何がいいんだろう？

結局、１７文字だから、かなぁ。

それだけの字数ですべてを伝えようなんて、最初から不可能だと
割り切ることができるところがいい。

読んでくれる人がたった１７文字から情景や場面を思い描き、
「勝手に」想像を膨らませてくれるわけなので、
読み手がいてくれて、初めて成り立つもの、ともいえる。

句自体には自分の感情を入れ込む余地はなく、最初から突き放しているせいで、
たとえ自分が思い描いていたことと全く違う解釈をされたとしても、
「え、そうじゃないのに〜」などと
わざわざ訂正する必要がないところもいい。

つまり、そこが潔いし、かっこいい、と思うのだ。（あくまでも私見。）

俳句の場合、それがつまらないものであれば、スルーされるだけだし。
（でも、うんうん唸って頑張って作った句などは結構ショックだったりもするし、
後から見直して、こんなへたくそな句を出しちゃった〜 とため息をつくこともある。）

でもね、もしもそれが素晴らしい句であれば、もうそれだけで、
句が独り歩きしてくれるのよ。
たった１７文字なのに、それって結構すごいことだと思わない？

これって世界に誇れる日本の文化のひとつでもあるんだから。



…そんな句をひとつでも残せたらいいよなぁ。　


■【デスクから】消えた「丸文字」！！…書いていた女子も４０、５０代、今はどんな字に？
(産経新聞 - 09月26日 08:03)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=3&from=diary&id=3633932