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2015年09月26日09:23

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【NEWS】イヌサフランを食べた……ということだが

■イヌサフランで食中毒、女性死亡 山形、自宅で栽培
(朝日新聞デジタル - 09月26日 00:18)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3633718

とりあえず、情報不足……なので、
いろいろと考えてしまうね。


まず、「誤食」の可能性。

自宅の庭、栽培していた、ということから、
「他の植物と間違えた」とは考えにくい。
葉っぱは、全然見分けがつかない人だと「ギョウジャニンニク」とか、
似ていないわけじゃないので、
山野で見つけたら「誤食」するかもしれない。
しかし、観賞用で自宅の庭に花を咲かせているのなら、
「間違えて食べた」ってことはまずないよね。

では、毒があることを知らなかったのか?

これは無いとはいえないな。
イヌサフランがわりと強い毒を持っていることは、
ちょっと園芸をやる人なら「常識レベル」だと思うんだけど、
そういう「みんなが知っていそうなこと」を、なぜか知らない人って普通にいるし。
そこをバカにする気もない。

「家の庭で栽培しているイヌサフランが、
 なんだか美味しそうに見えたので、
 毒があると知らずに口に入れてしまいました」

ふ〜〜むボケーっとした顔
厚労省ページによると、
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000058791.html

  アルカロイドのコルヒチン( colchicine )
  種子には 0.2 〜 0.6 %、鱗茎には 0.08 〜 0.2 %含まれる。
  鎮痛薬として使用されるが、嘔吐・下痢などの副作用を示す 。

  中毒症状 嘔吐、下痢、皮膚の知覚減退、呼吸困難。
  重症の場合は死亡することもある。
  ヒトの最小致死量は体重50 kgの場合,コルヒチンとして4.3 mg程度。

仮に「2グラムの鱗茎(いわゆる球根な)を食べた」として、
0.2%含まれていれば4.0mgだから……ありうるか。

   *むしろ、殺人に使われそうだ……

上記が「乾燥重量」という記載がないので、
たぶん水分をたっぷり含んだ自然状態での重さなのだろうから、
けっこう「やばい」レベルで毒だね。

ただ、知らずにいきなり球根を食べるか?
というと……まずやらないよね。

だから、「ギョウジャニンニクっぽい」葉っぱを、ちょっと生食したんじゃないか?
そうすると、
食ったこと無いけど、「たぶんまずい」だろうし、
いきなり大量には食わないでしょ?

だって、生食だよ。

ゆでて……とかじゃないから、
端っこをちょっと食って、それで終わるんじゃない?

実は、美味しかった?

コレはわからないけれど、アルカロイド系は苦味やえぐ味がきついはずなので、
生食したときに、大抵は気づくよ。


となると、
「知ってて、食った?」

コルヒチンを含むイヌサフランは、漢方で使うことがあることを考えると、
少量なら薬になるってわけで……そこを知ってた?

例えば、鎮痛作用。
リューマチの痛み止め。

知ってて食べたけど、量がわからずに食べ過ぎたか?
それが一番有り得そうだけど、どうなんだろう?

死ぬ前の受け答えが「わりとちゃんとしている」のを見ると、
痴呆症によるというのも、可能性は低そうだけど……。

「高齢女性」という書き方から、
痴呆症を疑うのは簡単だけど。





◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

イヌサフランで食中毒、女性死亡 山形、自宅で栽培
2015年09月26日 00:18 朝日新聞デジタル

 山形県は25日夜、自宅の庭で栽培していたイヌサフランを食べた山形市内の高齢女性が23日に食中毒で死亡したと発表した。

 発表によると、女性は22日午後4時ごろ、自宅で生のイヌサフランを食べた後、吐き気や嘔吐(おうと)などの症状が表れた。23日午前0時ごろ、市内の医療機関を受診し、入院して治療を受けたが、同日午後4時30分ごろ、死亡した。

 村山保健所が調査したところ、女性がイヌサフランを食べたと話していたうえ、嘔吐物から、この植物の有毒成分であるコルヒチンが検出されたことから、イヌサフランによる食中毒と断定した。

 県によると、この女性宅では観賞用にイヌサフランを栽培していたという。
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