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2015年09月12日23:58

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英国ロイヤルオペラ 来日公演 マクベス

英国ロイヤルオペラ 来日公演 マクベス


ヴェルディのオペラで観られるのは
ドンカルロスとイルトロヴァトーレ位で
その他は誰かのメロディーのパクリや
内容に乏しく詰まらないモノと感じており
今一歩ヴェルディの素晴らしさが理解できません。

その中でマクベスは飛び切り詰まらない演目だと思います。

さて、今日の会場は満員御礼。
東京文化会館 4階R3 12 でしたが、
オーケストラの音響は中々良かったです。

ただ、生演奏で悩ましいのが周囲のリスナーのマナーですが
日本野鳥の友の会員の様な方。
興奮すると奇声を挙げるブラボーオヤジ。
その他、奇人が、日頃よりも非常に多く、
最前列が身を乗り出し、これを避けて、
前から順番に頭を左右に振るわで
最後列の私は安心して鑑賞できませんでした。

まぁ、文句があるならS席をお買いなさい。と諭されそうですが。

こんな状況でしたが
スカラ座来日公演のような
オーケストラとコーラスは良いがソリストが駄目。等と云うことはなく、
演出も含めて相当ハイレベルだったと思います。
マクベス夫人のモナスティスルカ、
マクベスのキーンリサイドも素晴らしいと思います。

毎回このオーケストラで感じるのは
小粒ながら格調高く渋くいぶし銀の様な重厚な響きです。
全くウットリしてしまいます。
英国の音響機器や工業製品の長所とよく一致していると思います。

しかし、ヴェルディのマクベスでは
実に冷静、冷ややかに暗くグロテスクなところが助長されていたように思えます。
(ある意味目的が達成されている。)
ヴェルディの演目の内容が陳腐なのでかなり苦痛と眠気を誘いました。

やはりヴェルディはラテン系の頭の中は空っぽで、
ドライブ能力の高いウルトラCの情熱的な演奏でこそ
観るに耐えるオペラになるのだろうと感じいった次第です。
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