mixiユーザー(id:8242984)

2015年09月12日21:32

357 view

DADDY WHO?

2度目の天才劇団バカバッカに中野テアトルBONBON、コメディはリラックス出来るから好き。
前回観た「ザ・ランド・オブ・レインボウズ」は天才でも馬鹿バッカでもない、だから期待せずに。
ところが面白かったので得した気分、ワン・シチュエイションで少数精鋭なのが基本だもんなぁ。
父親の葬儀に集まって来た見ず知らずの家族って設定も良いし、少しづつ判る事実も素敵だ。
もうLGBTは表現の世界では差別されない、それを現実に還元するのも容易い事になってるし。
血の繋がらない家族ってのも面白い、本当に良く出来た脚本と絶妙な展開で楽しかったのだな。
とにかく生の舞台では出来るだけ無駄を省いて観客に提示しないと、情報量には限界が在る。
タイトル「DADDY WHO?」も的確だ、それぞれの父親像のブレを少しづつシンクロさせてく。
真実は感情動物の人間の数だけ在りそうだが事実は一つ、それが描けているだけでスゴイぞ。
ただ最後のクライマックスでヤッパリ少しシリアス過剰に、軽やかなまま終われば良いのだが。
その方が物語の持つ意味の破壊力が増すのに勿体無い、演劇の持つ諸刃の剣って奴ですね。

下北沢の南乃珈琲で購入したアイスコーヒー、ブラジルのフレンチローストを飲み尽くしたのだ。
阿佐ヶ谷のブラウンチップ程じゃないけれど美味しい、これをもって夏も終了してしまったって。
いよいよ珈琲が堪らない季節に突入したのも嬉しいかな、コロンビアのフレンチローストの出番。

とっくに家族は解体されて親族難民だった我が家族の残党は、それぞれの真実で生き延びた。
そして再結集されてアジトを構えて徹底抗戦、どんなに汚い手段を使っても生き延びてきたぞ。
それが理解出来ているから其々に家族が出来ても、非常時の戦友って事実は変わらないのだ。
血縁じゃなくても選んだ家族である、そして最年長のオイラが守備&特攻隊長なのは仕方無い。
お互いが生き延びるのに必要だったし、生き残った事で家族が再構成出来たって事なんだわ。
甥っ子が増えたりするのも楽しい、守る存在が在るのって人生に必要だと思っちゃったりしてね。
それを愛情だとするなら相手に条件付けはしないだろ普通、結婚したいならするんじゃないの?
そんな事を考えさせてくれる舞台だったのだから、笑った以上に琴線に触れて心に残るのだよ。
オイラは一緒に生活してくれた動物達のいる天国に行くぜ、居ないのは地獄と変わらんからさ。
2 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年09月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   

最近の日記

もっと見る