分け合って昔読んでいた本を引っ張り出した。
だいぶ埃を被ってしまっていた。手に取っていなかったからな。
久しぶりにいくつかかいつまんで読み返してみたが、やはり面白いものは面白かった。
面白いと思うツボは年を食っても変わらないのだな。
それにしても随分と大味を好むようになったものだ。薄々は感じていたが、古い本を引っ張り出した事でそれがはっきりと分かる。
漫画、ラノベの割合が本当に増えた。ラノベにしても出だした頃のようなラノベとノベルズの間くらいの雰囲気のものではなく、本当に読みやすい漫画のようなものがほとんど。洋書や論文のようなものは少ない。
理由は簡単。社会人になった事で本を読む余裕がなくなったから。時間的なものではない。精神的なものだ。その証拠に社会人になりたての頃はまだジャンル問わず読んでいたから。
それが歳を重ねるうちに関心が薄くなり、手に取る量も少なくなった。
熱量が昔に比べて低くなった。
熱量の話で言えば他のことにも当てはまる。
例えば車であったり、模型作りであったり、アニメであったり。
元々人より少し引いてしまう所があるが、それにしても積極性ははっきりと薄れている。
単発では熱を持つのだが、それが続かないのはどうしたものか。
ログインしてコメントを確認・投稿する