緊縛事故を道具に使わないで下さい。

こんな事まで書かないといけないのかという情けなさが一杯なのですが・・・・。

物事は色々な機運が高まって来ると、それに便乗しようとする人が出て来ます。

緊縛事故も例外では有りません。
あちらこちらで緊縛事故に遭ったとか注意しようという話が普通に語られる様になると、それに乗ってモテヨウとする人も、儲けようとする人も出現するのです。

要するに「俺だって緊縛事故くらい治せるよ」・・・という人の出現です。

いつも言っていますが、何処の整形外科でも整体院でも早期回復が出来てれば、私が出しゃばる必要は有りませんし、誰も言ってこないと思います。
色々な所に行ってもダメだから来るのです。

つまり、医者や鍼灸マッサージ柔道整復師として活動している人でも難しい訳で、同じ国家資格でも理学療法士や作業療法士は問題にもなりません。
ましてや少し位整体の心得が有るからって出来る訳も有りません。

常識で考えればね。
でも、事故の直後は藁をもすがる気持ちが強いので引っかかるのでしょうかねぇ。（苦笑）

あっ、最近サイトで増えて来た神経症回復を謳う整体院は・・・、行ってみるしか有りませんけどね。

そして、受け手側には緊縛後遺症を負っていないのに「指に力が入らなくなった、下垂した」演技をする人もいるのです。

これは男女問わずいます。
まぁ、「手が痺れた」「指に力が入らない」と言われてしまえば、放ってはおけません。
優しく親切に接する人が殆どです。
そこに付け込むんですよね。

ハッキリ言いますが、緊縛事故の中でも神経系は「演技」が出来ます。

私の所では、始めに色々話を聞きながら指のチェックをしますが、時折？？？な人がいます。
私は、（真似されても困るので詳しくは言えませんが）指の力の入り具合だけでなく、その時の身体の各部位の動きやポーズまでチェックしています。

その時に、まず違和感を感じるのです。

そして、骨の音、押さえた時の痛がり具合・・・・etcでも違和感を感じるのです。

まぁ、縛り手受け手の人間関係の有るのでしょうから、一応施術はするのですが、している最中にやんわりと「私にはバレてるよ」と匂わせたり、緊縛側にこっそりと疑問点として伝える事も有るのですが・・・、気持ちの良い事では有りませんし、ボランティアで行っている立場からすれば「迷惑」の一言です。

彼や彼女との関係が色々有ったり、口説きたい相手だったり、様々な事情が有るのでしょうが、こんな事を切っ掛けにして上手く行くと思うのでしょうか？

緊縛事故を売名行為やモテル為とか恋愛感情の色々に使う事は絶対に止めていただきたいと思います。

本当に後遺症で悩んでいるが迷惑しますからね。


追伸：
この日記をあげた途端に「私の事では？」「私も疑われていたのでは？」という問い合わせのメッセージや電話が数件来て驚いています。

誤解の無い様にハッキリ言いますが、問い合わせをしようと思える人の中にはそういう人は居ません。(^^)
それと、今回は軽症だから迷惑を掛けない様にと考えて来ない人も、それは心が優しい訳で、そんな人は嘘はつきません。(^^)

大抵は、「もう大丈夫ですよ」とOKを出しても居ないのに、本人がバレたと感じたのか1〜2回で来なくなって、（うちでも必要に応じて整形外科に行って診断書を撮る様に指導はしてはいますが）急に整形外科に行って診断書をお願いしたりする人が殆どです。

誤解の無い様に加筆させていただきました。