7/15(水) PARCO劇場へ行ってきました。
始まる前には、友人と冷やし中華と餃子を食べて、向かいました。
この日は、前から2列目の右ブロックでの観劇。
舞台は、精神病院の一室で、照明は終始薄暗い感じ。
時折、訪れました…違う世界にいってしまう瞬間が
佐々木蔵之介さんがたった一人かと思っていたら、
女性と男性が一人ずつ、時々登場して、台詞も少しだけありました。
とはいえ、大半は佐々木さんの一人芝居。
しかも、マクベスの登場人物を一人で演じるわ、
素っ裸になって、バスタブに使ったり、
出たと思ったら、豪快にバスタオルで拭いたりと、とにかく忙しい。
長身で細い印象があるのですが、やはり俳優さん。
しっかり鍛えていらっしゃる。
一人芝居を何度か見たことがありますが、
さすがに、シェークスピアの演目を一人でやるのは、かなり大変だわ〜
やる方はもちろんですが、見ている方もね。
登場人物の多さは、昔、市村さんがやった「クリスマス・キャロル」並かな?
しかし、あちらはハートウォーミングなお話だけど、
こちらは、人間の業をあぶりだしてるようなお話。
でも、見ながら、しみじみ思ったわ〜
沢山の登場人物を一人の人間が演じているけれど、
要するに、すべての要素を一人の人間が持ち合わせているものだと…
そういう意味では、一人芝居で演じるのもアリなんですね。
ただ、とてつもなく大変なことだけどね
この舞台、舞台装置も凝っていたのよね。
客席から見たら死角になる部分は、カメラで写しだして、それを小さな画面で見せるの。
上手には階段があって、正面には部屋があるの。
よくテレビドラマで手術室を上から見下ろすような部屋。
上手には上にあがる階段があるし、左奥にはバスタブがあって
下手にはベッドが2台あって…
とにかく、毎度のことながら、どの演目でも、
PARCO劇場での舞台装置は、本当によくできてる
舞台装置のせいもあって、舞台の世界に入り込みやすい。
まぁ、精神病院の設定だから、更に気持ちが鬱々としてくるけどね
蔵之介さん、本当にお疲れ様でした。
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