3日目の朝。実質、2日目でもあり、最終日でもあるけれど。
お腹の調子が悪いこともあって、昨夜は早く寝たので5時に目が覚めてしまう。
早茶の店を新規開拓しようと思って、OpenRiceで調べてみるが、近隣の店は10時や11時開店で、早茶をやっているところは見つからなかった。
仕方がないので上環に行こうと、5時50分くらいに尖沙咀駅に行ったら、まだ改札が開いていいなかった。汗
4〜5人が改札が開くのを待っている。少し待ったところで自動改札機が動き出した。待ってた人たちに続いて改札を通り、ホームに向かう。どうやら始発の10分前にならないと改札は開かないようだ。
6時4分発の始発の中環行きに乗る。日曜日の早朝だというのに乗客が多くて、座れないほどだ。
中環で港島線に乗り換える。だが、どうにも連絡が悪く、列車がくるまで10分近く待つことになる。日中は列車がガンガン来るが、早朝はそういうわけにはいかないようだ。
上環駅で降りてトラムに乗ろうとしたが、東向きのトラムはくるのだが、西向きのトラムはなかなかやってこない。
■10分以上待って、やっと来た。
トラムに乗って、
■蓮香居に。
乗り継ぎが悪かったので、蓮香居まで30分以上かかってしまった。トラムに乗らずに歩いていたら、もっと早く着いたと思うけど・・・
エレベータで2Fに。(日本風に言えば3Fね。)
いつもは相席必須、席を探すのに苦労することもある蓮香居だが、6時半だと余裕で席をGETできた。
店員のおっさんがやってくる。
「やむ めえちゃ?」
(お茶は何を飲む?)
「ぽーれい んごい。」
「ジャパニーズ?」
「イエス。ジャパニーズ。」
これだけの会話で、まっきーを日本人だと見抜いた、このおっさん、なかなかやりおる。制服の胸には「蓮香居23」の刺繍が入っている。この「23」という数字は、何か社員番号的なものであろうか?
風貌はスキンヘッドで島木譲二を彷彿させる。
23のおっさんと呼ぶべきか?いや、ここは譲二だな。
譲二がお茶を持ってきたので、洗杯した後に普洱茶を飲む。
■普洱茶。
ワゴンが回ってきたので、蒸籠の蓋を取って、中を見せてもらう。
おっ、燒賣だ。
「にご んごい。」
(これください。)
「ビーフ、ビーフ。」
牛肉だけどいいか?と聞いているようだ。
「おーけーら。」
■牛肉燒賣。
そのうち、まっきーのテーブルに男性のお客さんが座った。そのお客さんの伝票に、皮蛋瘦肉粥と書かれている。
おっ、皮蛋瘦肉粥もあるんだ。皮蛋瘦肉粥とはピータンと赤身の細切り肉のお粥である。だが、そのお客さんのところに皮蛋瘦肉粥は全然やってこない。途中、何度か「まだか?」と催促していたみたいだけど。
結局、まっきーがいる間には皮蛋瘦肉粥はでてこなかった。
かわいそうな、おっさんである。
まっきーの隣のテーブルに一組の夫婦が座っていた。まっきーはてっきり香港人夫婦だと思っていたのだが、日本語のガイドブックを持ってるのを見て、初めて日本人だとわかった。
だって、奥さんのほうが、黒縁メガネをかけて、ちょっと時代遅れ(失礼・汗)なパーマーをかけてたんだもん。
譲二は、まっきーにもそうだけど、その日本人夫婦にも何かと世話を焼いてくれる。
そのうち、ちょっと待ってろという感じで、その夫婦の伝票を持っては厨房のほうに消えていった。そして、譲二は手に一つの蒸籠を持って帰ってきた。
その蒸籠を日本人夫婦のテーブルに、
「これはどうだ。うまいぞ。」という感じで置いた。
あれは・・・
蝦餃ではございませんか!!
蝦餃、すなわちエビシューマイ。點心の王様。これを食べずして何を食べれというのか。
さっきから回ってくるワゴンを停めては探し、停めては探し、としていたんだけど見つからなかったんだよなあ。
「んごい!!」
譲二を呼び寄せる。
「やうもう はーがう?」
(蝦餃あるの?)
「ハハハハハ。」
お前もかという感じで、譲二はまっきーの伝票を持って厨房に向かった。
「ほらよ。」
■蝦餃。
ん〜高貴な、このお味。さすが王様。これと比べると、牛肉燒賣なんか庶民にすぎない。
ごちそうさまでした。マイタンは58HK$だった。蝦餃が頂で26HK$、牛肉燒賣が中で20HK$、お茶代が18HK$だと思う。
頂が26HK$とは安い。ちなみに大會堂美心皇宮だと、蝦餃が45HK$。これに10%のサービス料がつくから約50HK$だ。つまり、蓮香居のほぼ2倍になるんだよな。
さあ、今日は上環を街歩きしますよ。
■中西區文物徑 上環線の地図。
乞うご期待!!
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