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2015年06月14日21:18

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Different strokes for different folks. 

 どうも苦手な人間のタイプがある。簡単にいえば声がデカい人間だ。

 声がデカい。人を圧倒する。リーダーシップをとる。デカい車(ジープとかボルボとか)に乗る。高い時計(ロレックスだな)をはめる。姉ちゃんのいる店に通って、高いボトル(レミーマルタン?)を入れる。耳と携帯がくっついちゃうんじゃないかと思うくらい、四六時中携帯で話している、それもあたりはばからないデカい声で。腹が出てる。滅多にない休みの日にはゴルフに行く。

 車も携帯で話しながら平気で運転する。基本音楽は聞かない。聞くとしたら長渕剛とかサザンくらい。本は読まない。読むとしたら自己啓発本とか。でも、こういう人間って社会的には成功するタイプの一つでもあるんだな。基本は善人、人の世話をよくする。名刺交換をこまめにする。自分の一番の財産は“人脈”だと割り切っている。人に命令するのに慣れている。

 以前同じ会社で働いていた僕の高校の先輩、この間ふとネットで見つけたら、自分で起業してなんかすごい急成長の会社の社長に収まっていた。はあ?って思うくらい、なんでこの商品っていうモノの特許をとって海外に支店まで出していた。正直、かなり驚いた。

 僕の高校時代のクラスメート、ついこの間の統一地方選挙で市会議員に立候補して当選していた。通勤の道にポスターが貼ってあって、嫌でも毎日目にする。

 二人とも前述したような僕の苦手なタイプ。ジープとか姉ちゃんのいる店とかってのは僕の想像だけど、まあ当たらずも遠からずだろう。共通してるのは、僕から見ると、この人は一体何を考えてるんだろうって全然わからないってことだな。もっとも彼等からしてみれば僕のほうが”何を考えているのかよくわからない奴”ってことになるんだろう。
 
 要するに水と油のような存在だな。選択のしようがない学生時代ならともかく、大人になってからは同じフィールドに属することがまずないから、敵対関係にもならない別世界の人たち。ただ二人とも頭がすごく良かったのは確か。そして社会的には、要は年収とかはもう桁違いに向こうの方がいいのも確か。別に羨ましいとも思わない。要するに“生きる世界が違う”ってやつ。

 でも僕の給料ももうちょっとよかったらいいなとは切実に思うけど(笑)。

 最近、レンタルショップの河岸を変えてみた。通勤の道がちょっとだけ遠回りにはなるけれど、黒澤とかヒッチコックとかのこれ観てないな〜っていう古い映画がたくさん置いてあって、これから結構楽しみだ。


 今週の映画は「アップサイドダウン」を(監督:フアン・ソラナス/出演:ジム・スタージェス、キルステン・ダンスト)を観ました。太陽を周回し、真反対に引力が作用する双子惑星で、貧困層の住む「下の世界」の少年アダムは、富裕層が暮らす「上の世界」の少女エデンに恋をする…。

 設定や映像はSFだけど、内容はラブ・ストーリー、いやラブ・コメ?かな。映画自体よりもメイキングのほうが面白いかもというくらい、映像は面白かった。どうみても無理やりのハッピー・エンドだったけど、下手にシリアスにしすぎなかったのが、良かったと思う。

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