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2015年06月07日16:31

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家出は、人生の秘鑰です。

『愛の旅立ち』『雲のはて』『巡りくる夏』
の三つで知られる、キャサリン=ペイトン。
アイリス=マードックや、マーガレット=ドラブルではないですが、イギリス文学の現在は、女性、もしくは、アウトロー的な男性の活躍が目立ちます。

耽読した作家ですが、
三部作の冒頭の『愛の旅立ち』は、一種の家出がクライマックスに充てられています。

考えてもみれば、
大学に進学すること。
異性と恋仲になること。
自分の階層(日本ではあまりそういうことはありませんが、イギリス文学では非常に重いテーマ)を超えた人と触れ合う、階層を飛び越えること。

全てが、家出です。
ロマンです。

ロマンという言葉は、古典の反対語です。
音楽でいうと、バッハの平均律のようなものに完成形を見るのが古典ですから、
ロマン派は、おのずと、詩情ということになります。
異性、冒険、夢、幻想…

親子関係でいうと、ロマンを認める親がいい親でしょう。

国家でいうと、
「國土浄化。天皇親政」などという旗を掲げる、大日本××青年團や、
「反アジア人民、天皇アキヒトを、人民裁判で云々」という、革×労ナンチャラ派
をうまく泳がせるのが、いい国家です。

夢には終着点があります。
その終着点こそ、われらに多くを教えてくれます。
その終着点を体験させないと、
親は、子どもを教育したjことにならないし、
中道的な政権は、極右や極左には勝利したことになりません。

だから、非科学的な有機農法にはまる、元全共闘を評価できません。
進歩ナシだから。

…最近、ちょっとした「ロマン的達成」があります。
漢文書き下しの監修などの著作がありましたが、
学術論文としては、久しぶりのものです。
雑誌ができてから、皆さんに披露したいと思います。

さて、冒険のあとに、幻滅となるか、そうではないか…(^^♪



■「こんな家、出てってやる!」子どもの家出エピソード
(ママスタジアム - 06月07日 11:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=176&from=diary&id=3454550
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