mixiユーザー(id:10582100)

2015年06月03日15:46

281 view

本当は怖い?!高齢者の筋肉減少症

ある年長者が入院中に、家族から白身だけの玉子を食べさせられていました。これはおそらくコレステロールを摂り過ぎないための配慮だったのでしょう。そこで、病院側は玉子は全卵、豆類も多く摂るように指示しました。すると3ヵ月後、その年長者は顔色も大分良くなり、肌のいたる所にあった傷も目立たなくなりました。

今までは年長者には、コレステロール、血糖、血圧の「三高」にならないような食生活をするように注意してきました。ところが近年、医学界では高齢者の筋肉減少症が取り上げられるようになりました。筋肉の量と強度が減少してくると、活力も低下し、食欲もなくなってきて、身体全体が虚弱になってきます。そうなると、転倒などの危険性も出てきてしまいます。このような現象を防止するには、早いうちに食生活を見直す必要があります。タンパク質や豊富な卵黄や豆類を多く摂ることはとても大事です。

筋肉をつけるには、カロリーとタンパク質が必要になります。でも、歯の悪い高齢者は、お肉が歯に詰まるのを避けるため肉を食べるのを嫌がったり、痛風が怖くて豆製品を食べなかったり、アレルギーが怖くて魚介類を避けがちになったり、コレステロールが上がるのが怖くて卵黄をとらないようにしてしまいます。また食事の支度が面倒くさいので、簡単に漬物とお粥や、シンプルな食事で済ませてしまいがちです。これでは栄養が不十分になるのも無理はありません。

WHOによると、一日に摂取すべきタンパク質の量は、一人当り0.8グラム/キロ(体重)となっていますが、筋肉減少症を治すには、1.2から1.5グラム/キロが必要です。特にロイシンという必須アミノ酸が含まれた食物が理想的です。例えば、黒豆、大豆、ピーナッツ、牛乳、脂肪のない肉、鶏肉や魚を一日三食の中でバランスよく摂りましょう。タンパク質のほかに、カロリーを多めに摂るよう心がけましょう。食事の量が少なすぎてしまうと、身体はタンパク質をエネルギー源として使ってしまいますので、注意が必要です。体内のビタミンDの濃度が低いと、筋肉減少症にかかりやすいとされています。毎日適度に太陽に当るようにして、鮭、まぐろ、サバ、サンマ或いはチーズや卵黄をよく摂りましょう。

ご年配の方に特に知って頂きたいのは、大豆のタンパク質は豊富で値段も安いことです。黒豆にはロイシンが豊富に含まれています。痛風の心配さえなければ、豆類を沢山食べましょう。プリンの含有量は低いので、痛風になったとしても、痛みの発作がなければ食べ続けても問題ないはずです。卵黄自体のコレステロールは高いのですが、卵黄に含まれるレシチンが体内のコレステロールを下げてくれます。卵黄は栄養価がとても高いので、コレステロール値が高い人は、むやみに敬遠せずに、食べる回数を少なめにして積極的に摂るようにしましょう。

(元気網より抜粋)

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する