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2015年05月30日10:10

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スクールメイズNO1〜3

【TRPG感想】
先日はTRPGの輪でTSさんがGMのナイトウィザードThe3rdEdition(注1)でした。

フィロスもインセインのオリジナルシナリオとか珍しく準備していったのですが、あいにくとPLが集まらず。
PLは黒介さんとフィロスの2人。
TSさんが即興でNW3のランダムフォートレスルールでGMしてくれました。

最初はどうなるかとはらはらしたのですが、さすがはTSさん。
きちんとセッションの形に落としこんでくれて楽しむことができました。

そうそう、今回はランダムフォートレス1フロアクリア毎にレベルアップするという話でした。
なのでNO1からNO3までの3回分セッションしてますが、1つにまとめます。

◆キャラクター紹介
■名前(PL名):田中半蔵(タナカ・ハンゾウ)(フィロス)
性別/年齢/種族:男/17/人間
クラス:忍者/魔剣使い
ゲーム的特徴:
今回はPC2人ともコンストラクション。
GMから「ヒールとマナスクリーンだけする支援役入れますんで、攻撃2人作ってください」
とだけ注文を受けて作りました。

フィロスは物理攻撃役。
ランダムフォートレスルールは戦闘が何回あるかわからず、回復もどれだけあるかわからない。
そんなわけで継続戦闘能力重視で組みました。
MPは一切使わず、シーン1回の範囲攻撃《拡散の術》とメジャー《二刀の術》で戦う感じ。

成長でも固定値アップ的なものを取得していきました。

ロール的特徴:
ダイス振ってみたら「エグゼクティブな出自で、天上の美を持ち、青春を目的とする」とか出ました。
というわけでアメリカで飛び級して会社作って成功(注2)して資産家になったイケメンが「あと足りないのは青春でござる」ということで日本の輝明学園に再入学してきました。

ええ、忍者です。
「ござる」です。
ワンオフで強い個性を発揮するには特徴的な語尾は必要だろう、ということで「ござる」。

主君である部長にたまに毒を吐くけど真面目な好青年でしたよ?

その他:
はい、フィロスのキャラクターです。
TSさんがGMで、フィロスがはっちゃけるとこういうキャラになります。
エンジン全開って感じでしたね。
楽しかったです。

■名前(PL名):水橋華蓮(ミズハシ・カレン)(黒介)
性別/年齢/種族:女/17/人間
クラス:同調者/仙人
ゲーム的特徴:
黒介さんは魔法攻撃役。
水の巨人のスタンドを作り出して戦うスタイル。

基本コンセプトはフィロスと同じく継続戦闘能力重視。
ダメージ軽減とかあって紙装甲の半蔵を何度も助けてくれました。

ロール的特徴:
部活の部長に巻き込まれた被害者、もとい興味を持ってくれた女子高生仙人。
要所要所で突っ込みを入れてくれる貴重な常識人でした。

その他:
TRPGの輪でお馴染みの黒介さんです。
安定したロールプレイが持ち味なのかなー。
FEAR系の世界設定に詳しいので、そのあたり頓着しないフィロスはいつもお世話になってます(苦笑)。

◆粗筋
すでに何度か書いてますが、今回のセッションは結構特殊仕様。
PC2人というのも独特ですが、ランダムフォートレスを1フロアずつレベルアップするギミックでした。

結果的に3フロアを踏破。
レベル2→3→5という感じにレベルアップしました。
最後にレベル5になってるのはフィロスの強い希望で「レベル5で習得できる《分身の術》とりたーい」と言ったらGMが許可してくれました(笑)。

そんなわけで章立てもそんなフロアごとに区切ります。
シナリオ名の「NO1〜3」ってのもフロア名ってことです。

■フロアNO1
アメリカ帰りの半蔵は、日本で青春をするために輝明学園へと入学。
そこで自分の忍者としての腕を生かすために「アジアの神秘研究会」略して「ア研」へと入部。
そこには姫宮みこ(注3)という無口だが不遜な陰陽師部長がいた。
あと巻き込まれ型仙人の華蓮もいた。

みこ「……わたくしさまの単位が危ないんです」
みこ「……学校の地下迷宮に潜ってダンジョン探索レポートを出さないといけないんです」
みこ「ハンゾー、カレン、一緒に来てくれますね?」
半蔵「姫の自業自得ですよねそれ。まあでも、主君の命とあらば、忍者はそれに殉ずるのみでござるよ」
華蓮「仕方ないわねぇ」

というわけで学園地下迷宮に挑むことになった一行。
最初に出たレッドキャップたちをぎりぎりで凌いだ後

半蔵「無理だ。戦闘に時間かけてたら3フロア踏破なんてできない」
半蔵「スピード重視だ。戦闘はなるべく避けていこう」

と決意。
途中、ポーションが隠れた通路を判定失敗してスルーしたりしつつも無事に全ての部屋の探索を終えました。

みこ「ありがとう。これでちゃんと進級できます」
華蓮「半蔵、忍者的には主と同じ学年になれたほうが嬉しかったんじゃないの?」
半蔵「それも魅力的でござるが、主がろくでなしだと、それはそれで困るでござる」
みこ「ハンゾー、さりげなくわたしのことディスってない?」
半蔵「気のせいでござるよ」

■ミドル
落第の危機を乗り越えたみこ。
しかし、再びア研にピンチが舞いおりる。

みこ「……部費がありません」
華蓮「部長、その後ろにある高級スイーツの箱は?」
みこ「日本のスイーツ文化の研究資料です」
半蔵「……我々が来た時にはすでに空だったでござる」
みこ「というわけで地下迷宮の探索マップを作るアルバイトに行きます」
半蔵・華蓮「またこの流れか」

というわけで再び地下迷宮へと挑む3人。

序盤でいきなりレッドキャップたちが登場。
用心深く挑むPCたちですが、あっさり勝利。

半蔵「すごいな、拙者たち強くなってる」
華蓮「1レベル差なのに結構すごいですね」
GM「ぐぬぬ」

その後、再びポーションが隠された通路を判定失敗してスルー。
ランダムなはずなのに結構同じマスが出て、繰り返しネタっぽくて面白い。

途中、落第しかかって迷宮に挑み、道に迷って人生に迷った学生たちに遭遇戦闘。

学生「単位をよこせー!」
半蔵「ちょ、おま。単位は奪えるものではないでござるよ」
みこ「全くです。大体単位が足りないのは普段の勉学が不足している証拠。自業自得です」
華蓮「部長がそれ言っちゃうんだ」

そしてやはり1回は苦戦する戦闘があったり。
なぜかダンジョンの中でトレーニングルームがあり、ロードローラーとピッチングマシーンが襲ってくる。
……こんな緩い世界設定でいいのかナイトウィザード(笑)。
ロードローラーの絶大なダメージ固定値で半蔵が死にかけますが、みこと華蓮のダメージ減少でなんとか凌いだり。
ランダムな割には、かなりいいバランスでした。
てかGMがダメージ減少ジャッジでクリティカル出し過ぎるせいで決定打に欠けたのが原因か。

そんなこんなでダンジョン踏破。

半蔵「ちょっと今回は危なかったでござるな」
みこ「でも、無事にアルバイト代は出ました。それじゃあ打ち上げにでも行きましょうか」
華蓮「……それで使い果たさないでね?」
みこ「……え?」

■クライマックス
何度も地下迷宮に挑み、レベルと知名度を上げてきたア研。
最近、安全なはずの地下迷宮内で迷子になったり想定以上のピンチになる学生が増えているとのこと。
そんな地下迷宮の調査依頼が舞い込んできました。

みこ「これはついに我々の力を見せるときですね」
半蔵「腕がなるでござるな」
華蓮「やっとまともなシナリオっぽくなってきた」

1枚目のカードでいきなりロードローラーを引いて驚愕するGMとPL。
しかし、さすがにレベル5です。
なんなくこれを蹴散らします。

そしてついに三度目の正直で通路に隠れたポーションを発見したり、
本当に繰り返しネタとして秀逸なランダムダンジョンでした。

後半で、単位が足りないけれど学校に残るために地下迷宮に住んでしまった学生に遭遇。
こいつらがかなりの強敵でした。
GMの出目がよく、PLの出目が腐ったせいもありますが、プラーナを突っ込んでなんとか辛勝。

そしてついに迷宮の最奥部で地下迷宮をおかしくしている侵魔を発見。
ナイトウィザード3の公式ボスである四騎士にまつわる侵魔が迷宮に奥にいるとか危険な状態を感じさせつつ、なんとかこれを撃破。
結果的には勝ったのですが、この戦闘は本当にぎりぎり。
ぎりぎりでした。

前述したようにみこが回復とダメージ減少をしてくれるサポートNPCだったんですが、フロアの間の成長でフィロスが
「みこもレベルアップするよね。《マナスクリーン》とかレベル5になると数値低くて心許ないんだけど」
と言ってみこも成長してました。
それがなかったら負けていた。
みこのプラーナまで突っ込んでなんとか勝てた戦いでした。

その場で即興で引っ張ってきたボスの割にはぎりぎりの戦い。
GMのTSさんのバランス感覚が本当にすごい。

■エンディング

というわけで無事に侵魔を倒したア研の一行。

みこ「でもまだ迷宮が完全に安全になったわけではないわ」
半蔵「拙者たちの戦いはこれから、でござるな」
華蓮「え、でも部長卒業するんじゃ」
みこ・半蔵「……」
みこ「あとよろしく!」

めでたしめでたし。

◆反省と考察
ロール:4点
ゲーム:4点
ストーリー:3点
ボーナス:4点

ロールは、まあ慣れた面子だから普通かな、とも思ったけど我々の普通は多分一般の普通よりもロール寄りなんで4で。
ゲームは、一瞬5にしようかとも思ったけど4で。詳しくは考察で。
ストーリーは普通だったかな。
ボーナスは、色々どたばたしたけどきちんとセッションの形に落ち着けたTSさんの剛腕に+1点。

○良かった点
・TSさんのすさまじいバランス感覚。
・フィロスの強引な加速。
・レベルアップはやっぱり楽しい。

○悪かった点
・参加者集めは大変だよなぁ。

では個別解説。

・TSさんのすさまじいバランス感覚。
前述したように今回はPLが2名。
フルスペックのPC2人と回復支援だけをするサポートNPC1人といういびつな構成だった。
しかもランダムフォートレスという何が出るかわからないシナリオ。
そんな状況で、エネミーの配置やラスボスの選択などルールの範囲内でいじれる要素を瞬時に判断し続けていたTSさん。
結論、ぎりぎりでPC側の勝利という展開に落ち着いた。
相変わらずTSさんのバランス感覚はすさまじいものがある。

・フィロスの強引な加速。
ランダムフォートレスを出入りしながらレベルアップするゲームは面白いが、どうしても尻切れになりがちである。
そこで最初に「レベル5目指そう」と公言したり、PL側の誰かが判断する部分ではすっぱり結論を出して黒介さんに「いいですか」みたいに事後承諾したりしていた。
全てはゲームのスピードアップのため。
フィロスの思考を先読みしてくれるTSさんがGMで、フィロスの意見を優しく受け入れてくれる黒介さんが仲間じゃなければ、きっとぶつかりあって空中分解していただろう。
……良い点か悪い点かは悩んだが、今日は良い方向に働いたと思うのでこっちに。
満点ではないよなぁということでゲームの項目は5点ではないのだ。

・レベルアップはやっぱり楽しい。
これはもう題名だけで全部説明が終わっている(笑)。
PCの成長は間違いなくTRPGの醍醐味の一つだと思う。
熱いロールプレイとか、ぎりぎりの戦闘も好きだけど、あーでもないこーでもないと成長考えるのも本当に楽しい。
ロールプレイ、戦闘、成長、どれも時間がかかるのでリアル時間でどう配分するかは悩みどころである。
今回はロールプレイは控えめで、戦闘もピンチはあったけど時間的にはあっさり目。
成長を2回もするというのが楽しかった。

・参加者集めは大変だよなぁ。
悪かった点というと語弊があるが、繰り返さないようにしたいねという点。
今回のTRPGの輪は、他のコンベンションとかぶってしまったらしく参加者が少なかった。
フィロスが卓開く場合は大体知り合いに個別に声かけて参加者を集める。
なので、コンベンションみたいに不特定多数に募集する大変さは推し量るしかできないけれど、多分本当に大変なんだと思う。
参加者が多過ぎても少な過ぎても困るわけだから。
改善点とかさっぱりわからないけど、協力できることがあればしていきたいとは思う。



というわけで超突発の割には面白いセッションでした。
多少無茶ができる慣れた面子でリアル時間制限付きセッションを回すのは独特のぎりぎり感(注4)が楽しめる。
あくまでロールやゲームやストーリーの基礎ができてる上での話だけど、たまに遊ぶとすごい面白い。

でもかなり消耗する遊び方なんで、次回は普通のセッションだといいなぁ(笑)。
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