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2015年05月26日03:17

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2015.05.01香港3日目その2

今回の旅の最大の目的は蒲台島(ぽうといど)に行くことである。蒲台島ってどこよ?って言われる方がほとんどだと思うので、抱かれてみたい旅行者TOP10入りを目指すまっきーは、好感度アップのために、親切にも地図を用意してみました。


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  ■蒲台島。

蒲台島は香港島の南の海上に浮かぶ島で、香港の最南端にあたる。ここは海苔の産地で元々は蒲苔島と書かれていた。wikipediによると、1960年代に約4000住民が生活していたが、現在では十数軒の住宅があるのみだそうだ。
蒲台島に行くには、当然フェリーに乗らないといけないのだが、そのフェリーが平日は火曜と木曜に香港仔から1往復のみ、土曜日は香港仔から2往復と赤柱から1往復、日祝は香港仔から1往復と赤柱から4往復しかない。
木曜日の帰りのフェリーに乗り遅れたら、土曜日まで帰れないという、なんともデンジャラスな島なのである。


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  ■時刻表。

5月1日は香港の祝日なので赤柱から4往復あるが、旅行者が実質的にに使えるのは、赤柱10時発と11時30分発の2本である。
赤柱10時発のフェリーに乗るためには、9時に中環の交易廣場からバスに乗ればいいだろうと思い、やってきたところ、


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  ■ご覧のような大行列なのである・・・涙

なんでこんなに混んでいるのかというと、アマさんの大群がバスを待って並んでいるのである。
アマさんって言葉が出てきたんで、これを説明しないといけないよね。面倒くさい・・・いやいや、好感度アップのためにがんばってみるよ。

アマさんのアマとは「阿媽」と書き、住み込みのお手伝いさんのことである。近隣諸国からの出稼ぎの労働者で、国籍は圧倒的にフィリピン人が多い。それ以外にもインドネシア人、インド人、スリランカ人等がいるらしい。
お手伝いさんがいる家庭というと富裕層を想像すると思うが、香港では一般中流家庭でもアマさんがいるそうだ。家賃の高い香港では、夫婦共働きでないとなかなか暮らしていけないとか。
日曜日に中環に行くと、アマさんが路上にダンボールやビニールシートをひいて、おしゃべりをしたり、お弁当を食べたり、トランプをしたりして休日を過ごしている光景を見ることができる。

アマさんの後ろに並んでバスを待つ。何台かバスが発車していき、列もだいぶ前方に進んだ。次のバスは乗れるかなあと思っていると、前方から、

「シックス!シックス!」

「シックス!シックス!」

と声が後方に向かって発せられる。
6番のバスにはまだ人が乗れるが、誰か乗るやつはいないか?って意味だ。
交易廣場から赤柱に行くバスには6と6Xがある。(260番ってのもあって、これが一番早いのだが便数が少ない。)
6は山越えだが6Xはトンネルを通って山をショートカットするので、所要時間は6Xの方がいくぶん短い。一瞬、6に乗ることも考えたが、次の6Xには乗れそうな感じだ。ここは見送って6Xに乗ろう。
結局、次の6Xに乗ることができ、アマさんの大群と一緒に9時20分に交易廣場を出発した。


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  ■正解!

トンネルに入る前に先発の6番に追いついた。

アマさん達は深水灣と淺水灣海灘でほとんど降りていった。
ビーチを見ると、アマさん達がBBQをしている。アマさんも最近は中環に座っているのではなくて観光地に遊びに行ってるんだね。

それよりも問題は時間である。10時のフェリーに間に合うのか。
バスは9時54分に赤柱廣場に到着した。
急げば間に合う!バスから降りて、スタンレープラザの中のエスカレータを走って降りる。同じように走っている女の子もいる。きっと、彼女達も蒲台島行きのフェリーに乗るのであろう。
碼頭が見えてきた。よし、10時には間に合うぞ。


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  ■あっ!?

フェリーが出ていく・・・
そんな、まだ10時になってないのに・・・
どうして・・・?

びぇぇぇぇぇぇ〜


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なんなんだ?この大行列は?号泣


To be continued





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