これから深水埗に行くと言うと、Aさんはバス停まで案内してくれた。
やって来たバスを指差し、
「あのバスに乗ってください。」
「ありがとう。」
Aさんと再会を誓ってバスに乗り込んだ。
暑い屋外と比べてエアコンの効いた車内は気持ちいい。Aさんが言ってたが、香港では1週間前まではダウンを着てたのに、春をすっ飛ばしていきなり夏が来たそうだ。
で、どこで降りたらいいんだろう・・・涙
欽州街というバス停でバスから多くの人が降りていった。ここだった?でも、バスの電光表示が「深水埗站」に変わる。な〜んだ、次でいいのか。次のバス停で降りる。
駅はどこなの・・・涙
適当に歩き出すが駅は見つからない。ここがGoogleMaps師匠に聞こう。
反対方向だった・・・涙
あとから調べると、欽州街の方が近かったみたいだ。そら、みんな降りるわな。
知らないバスに乗るときは、下調べが大事だね。
暑い中を迷いながら鴨寮街にたどり着く。
■鴨寮街。
■エネルギッシュな香港の下町である。
鴨寮街は工具や電化製品、デジタルものの露店が並ぶ。
どこのゴミ捨て場から拾ってきたんだというような中古家電の露店や、商売になるのかという中古のテレビのリモコン専門露店があったりする。
多いのはスマホのケースやケーブルを扱っている露店だけどね。
まあ多種多様、ふた昔前くらいの日本橋の裏道のような感じだ。
鴨寮街にはプリペイドSIMの屋台があり、正価より安くプリペイドSIMを買えたりする。
■SIMの屋台。
鴨寮街から道を折れた桂林街のSIM屋台で、まっきーが使っている3HKの「4G LTE Data SIM」が売っていた。
■4G LTE Data SIM
値段を聞いてみると、
「120!」
198HK$分が使えるSIMが120HK$だよ。リチャージバウチャーを買うのがアホらしくなる。
*鴨寮街の屋台でも売ってましたが、そちらでは160HK$でした。
それにしても、
「暑い・・・」
もう一度言おう。
「暑い・・・」
何回でも言っちゃうよ。
「暑い、暑い、暑い!」
「めちゃくちゃ暑い!!」
暑くて死にそうだ。こりゃあかん、どこかに避難しよう。
MTRで尖沙咀に。やってきたのは、
■香港歴史博物館。
暑いので、屋内観光だ。
■入場料は10HK$。
購入にはオクトパスも使える。
日本語の音声ガイドが借りれるって話だったので聞いてみたら、バウチャー買ってきてと言われた。面倒くさいので音声ガイドは借りずにそのまま進む。
展示は4億年前から始まる。
■亀の化石。
■昔は香港に虎がいたのね。
■馬壩人の復元像。
■昔の人はこんな生活してたんだ〜的な。
で、中世の中国の各王朝が・・・はおもしろくないのでカットし、
■清国欽差大臣 林則徐。
みんな世界史で阿片戦争について習っただろう。イギリス商人の持ってたアヘンを没収して処分したのが、この林則徐っておっさんだ。
■これが阿片戦争の原因となる。
阿片戦争で清が敗北し、香港がイギリスに割譲される。
いいか悪いかは別にして、現在の香港があるのは阿片戦争があったからだろう。
■日本の占領期。
特に反日的な感じはしなかったが、4億年の歴史の中で4年弱の日本占領期に1ブースをあててるのは、1997年の中国返還後にできた施設だからか・・・
■中国返還。
中国返還についてはさらっと写真展示があるだけあった。
展示の説明文は広東語と英語だけなので、日本語音声ガイドを借りたほうがもっと楽しめただろう。
尖東にやってきたので、ついでによっておこう。
■兄貴!やっと会えたぜ!
だが、兄貴はゴロゴロと寝ているだけであった。
でも、兄貴の気持ちはわかる。こんなクソ暑いんだから、誰も動きたくないわな。
■姉さんは元気だ。
人間と一緒で女性は強いね。
■2匹一緒にお昼ね。
■日本語版もあるんだ。
梅田のキディランドにも出店して、日本人相手の小銭稼ぎにも余念のない信和便利店であった。
ログインしてコメントを確認・投稿する