5月3日(日)12時40分ごろ、板橋站から台湾高鐵
で、南の港町、高雄を目指した
いつみても、外見も内装も日本の新幹線そっくり
それもそのはずの日本製である
だが車窓をみれば、確かに台湾の景色だ
この「違和感」のなかで、先ほど買った奮起湖弁当にて昼食とする
台湾の弁当は、ご飯の上におかずが乗っている、いわばどんぶり飯方式だ
味付けもほとんど違和感がなく、しかもボリュームがあって美味しい
これを、270km/hを超えるスピードの列車の中で味わうのだから気分は上場だ
わずか1時間半あまりで、終点の左營站に到着
美味しくも快適な道中であった
さて、このあと台湾プロ野球
を観戦するわけだが、まだ試合開始まで時間がある
そこで、高雄のトラム、つまり捷運に乗って日本統治時代の遺構を見にいくことにした
高雄の捷運には、公式の萌えキャラが存在する
たとえば、捷運の構内では喫煙や飲食が禁止
なのだが、その注意を促す貼り紙がこんな感じなのである
…まあ、お陰で注目度だけは抜群なのだが
ともあれ、橋頭製糖の最寄り駅で下車。
するとさっそく、かつて砂糖とサトウキビの運搬に使っていたという列車を発見
時間の関係で乗れなかったが、こういう製糖工場の遺構を今でも動態保存してくれることが嬉しい
そして駅前には、日本統治時代に建てられた家屋が残っており、文化芸術村
の施設として再利用されていた
日本瓦と建築様式が日本製の証だ
かなり見ごたえがあって回りきれなかったので、今度ゆっくり見る機会を作りたいと思った
捷運で再び市街地に戻り
、凹子底站でタクシーを捕まえる
運転手は、私が日本人とわかると、知っている日本語を話してくれただけでなく、持っているアメをくれたりした
こういう親切に降れられるのが台湾旅行の醍醐味でもある
さて、そうこうするうちに目的地の澄清湖棒球場に到着
初めて来たが、なかなか新しい球場ではないか
さっそく、地元義大ライノズ側の席を購入する
大人400元だから、日本の外野席料金で楽しめることになる
入場ゲートでは、こんなものももらった。
母の日を記念したステッカーのようだ
台湾でも、母の日は日本と同じ時期にあるらしい。
さて、階段を上がってフィールドへ
すると、こんな眺めが広がった
かつて訪れた台湾の球場と違い、外野スタンドがしっかり存在する。
ビジターのLAMIGOモンキーズ応援団は、外野席に陣取って声援を送るのだった。
対するホームの義大ライノズ応援団は、内野から。
どちらも、マイクや鳴り物を使って賑やかに応援していた。
さて試合の方は、地元の義大(EDA)犀牛が序盤から積極的に攻める
そして、3回には4番の林益全が3ラン全塁打を放ち、4-0とLAMIGO桃猿をリード
桃猿も2ランで2点を返すものの、犀牛の勢いは止まらない。
17長短打を浴びせ、観客もチアリーダーも大盛り上がりだ
私も真似して、「安打、安打
全塁打、全塁打
」などと大声をあげて応援に加わった。
結局試合の方は、6-2で義大が勝利。
先発投手の蔡明晉と、全塁打を放った林益全がヒーローインタビューに応えた。
言葉の意味はよく判らなかったが…
こうして野球観戦を終えると、今度はお腹が空いてきた
そこで、バス
と捷運を乗り継ぎ、ホテル
の近くにある六合夜市へ
夜市のにぎわいは相変わらずすごい
数ある食事の選択肢のなかで、どれを食べようか迷ってしまったが、結局これにした。
小龍包である。
せいろ1つで50元だから、200円ぐらいだ。
安いだけでなく、味もすこぶる良かったことは言うまでもない
続いて、レモン果汁入りサトウキビジュースを味わい、さらにこちらの店へ。
店頭に果物
が並ぶこのお店は、フルーツジュースとかき氷を扱っている。
こういうところで私が注文するものと言えば、やはりこれしかない
そう、ミルクマンゴーかき氷である
マンゴーが、かき氷の表面に乗りきらないぐらいたくさん入っている
ミルクかき氷との相性も抜群だ
これを、食べ歩きできるなんて、台湾はなんて良いところなのだろう
こうして、台湾の甘美な魅力をさっそく満喫できた1日目の夜は更けていったのだった。
2日目も、さらにいい旅にしたい
と、高雄の夜空に誓った私であった
-つづく-
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