大食は運を壊し、節食は運を開く

水野南北という人物をご存知だろうか？
江戸時代中期の頃の観相学の大家であり、日本一の観相家といわれ「節食開運説」を唱えた人物である。
その主張の骨子は、大食は運を壊し、節食は運勢を改善する、というものである。
今日でも、水野南北の説は、その道で非常に大きな影響力を持っている。
私も本質直観的に、この説は正しいだろうなという感覚を持っている。

そもそも、食事とは、他の生物の命をいただくことである。
ブッダが殺生を禁じたように、動物を殺して食べるのは言うまでも悪だが、
植物でさえも命を持っているのだから、なるべく殺さない方が良いことは言うまでもないだろう。
多く食べれば食べるほど、殺生をたくさん重ねることになるからだ。

しかし、何かを食べなければ生きてゆけないのが人間である。
ならば、動物ではなく植物を、そして大量ではなく少量を、食べた方がベターである。

人間、自分のしたことは良いことも悪いことも宇宙の法則にしたがって、
全て自分に戻ってくるものだ。
とすれば、多くの命を殺めることは、自分の命を損なうことに繋がる。
人として、よく生きるためには、節食を旨とすべきだろう。

さらに付け加えるならば、殺した動物の死体を食らうよりは、
植物を食べて生きる方が好ましい。
私は、一方で犬猫を「かわいいー！」といいながら、同じ口で「焼肉が大好物です！」
などと言い放つ女性タレントの思考が理解できない。
犬猫も牛豚も、どちらも同じように呼吸して感情をもって血が流れている動物である。

このままの食生活を続けていれば、この女優も運を壊すだろう。
また、大食いタレントというジャンルの人たちもいるが、彼女達はきっと短命に終わるだろう。
多くの人たちがこのことに気づき、節食を心がけるようになれば、
世界は今より少しマシになるだろう。

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