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2015年04月22日15:49

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「ただの人」から「神の人」へ


トラインの翻訳書である吉田利子氏「人生の扉をひらく『万能の鍵』」(サンマーク出版)より。

自分自身を「無限の源」と結び付ける度合いに応じて、より偉大な力がわたしたちを通じて働き、作用し、目に見えるかたちで現れるようになる。

わたしたちは――多くの人たちがそうなのだが――無知によってこの聖なる流れ、より偉大な力に自分を閉ざし続け、その力がわたしたちを通じて現れるのを邪魔し、妨げていることがある。また、その力の働きに対して意図的に自分を閉ざし、本来は人間に与えられている力を自ら捨ててしまうこともある。そうではなくて真の自分自身と「無限の生命」とがほんとうにひとつになり、自分を充分に開いて聖なる流れを受け入れ、偉大な力やインスピレーションの働きを促し、「神の人(ゴッドマン)」という言葉に真にふさわしい存在になることができる。

では、「神の人」とはどのような人なのだろうか? それは、人間ではあっても、その人を通じて神の力が現れる、そういう人のことだ。男女を問わずそのような人に対しては、誰も制限を加えることはできない。そのような人にとっての制限は、自ら課すものだけだから。ほとんどの人にとって、制限要素のいちばん大きなものは無知である。そのために人類の大多数の人たちは、小さく委縮した暮らしを続けている。それもみな、本来与えられているもっと大きな生命(人生)を知らないからなのだ。その人たちはほんとうの自分を知らない。

人類はまだ、真の自分が神の生命とひとつであることを充分に認識してはいない。その無知がゆえに、自分を聖なる流れに開こうとせず、自分を通じて無限の力が実現するようには仕向けていない。

わたしたちが自分をただの人間だと考えて生きている限り、人間としての力しかもつことはできない。自分が「神の人」であると気づき、そのとおり生きれば、わたしたちは「神の人」のパワーをもつことになる。この聖なる流れに自分を開く度合いに応じて、わたしたちはただの人間から「神の人」へと変化するのだ。

・・・・・ 略 ・・・・・

すべての生命である「無限のスピリット」との一体感やそのスピリットへのつながりを認識している度合いに応じて、わたしたちはどこにいようとも最高のもの、もっとも強いもの、最も美しい者と調和することができる。そしてその調和の度合いに応じて、わたしたちもまたその聖なる流れをあふれ出させることができ、私たちと触れ合う人々もその結果を受け取ることができる。彼は宇宙のなかの真のもの、最善のもののすべてを愛している。

ところが「無限の源」とひとつであることがわからず、聖なる流れに対して自分を閉じてしまうと、わたしたちはよいものも美しいものも力強いものも何もないとしか思えなくなる。そうすると、わたしたちは触れあう人々にもよいことは起らず、ただ傷つくばかりである。






※1897年に出版されたトライン「人生の扉をひらく『万能の鍵』」が、20世紀アメリカン・ドリームのさきがけとなった。 自動車王ヘンリー・フォードは晩年、「自分の成功はこの本のお蔭である」と語った。 世界二十数カ国で翻訳・400万部を売り上げ、100年越しのロング・ベストセラーとして、いまなお読み継がれている


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