以下、大栗道栄「空海！感動の人生学」より要約抜粋します。
言葉には不思議な力がある。日本では、昔から「言霊」といって、ことばには霊魂が宿っているという。また、聖書には、「はじめにことばがあった。ことばは神である」と書いてある。
【不幸になることば】
�”埖�をいうこと
不足とは足の働きが足りないことだ。「働く」という字は、「人が動く」と書く。犬が動いても働くとはいわない。人間が動いて「はたをらくにしてやる」ことだ。
��愚痴をいうこと
「モシ････タラ････ノニ」である。
愚痴を言っていると、人の顔は渋面（しかめっつら）になる。渋面になると、みけんにタテじわが寄る。みけんにタテじわのある人は不平が多い。
だが、もともとタテじわがある人でも、いつも心を楽しく平静にしていれば、そのうちしわも消えてしまう。
�５磴�言をいうこと
「後悔先に立たず」というが、「後悔を先に立たせて後からみれば、杖をついたりころんだり」というではないか。
【幸せになることば】
「幸せになることば」がある。「愛語」という。愛語は、相手の心を明るく朗らかにする。
たとえば、誰かに声をかけられたとき、「ハイ」という明るい返事がすぐ返ってきたら気持ちがいいだろう。
愛語とは、
� 屬笋気靴い海箸弌廚任△�
おだやかに話すことだ。トゲのあることばを使ってはいけない。
�◆屬笋錣蕕�いことば」である
かたくるしいことばや、鋭いことばを使ってはいけない。
��「思いやりのあることば」である。
つまるところ、すべては思いやりのある心に発する。「ありがとう」という感謝のことばは、その最も良い例である。
ちかごろは、「どうもありがとう」の、ありがとうという感謝のことばを忘れて、「どうもどうも」だけである。
外国でも、いちばん美しいことばは、「サンキュー」だというではないか。
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