女の子と男の子

お母さんはホントに大変……「やりたい放題」の1歳児の心って、どうなってるの？
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=77&from=diary&id=3380976

最初娘が生まれた時、自分が怖かった。
基本的に「躾のできてない子どもが大嫌い」な偏狭人間だったので、自分の子とはいえあかんぼとはいえ、理不尽に喚かれると暴力振るいそうでそこが怖かったのです。
(夫はもともと子ども大好きニコニコパパでした）
でもとある先生に、「一歳までは叱られたことと自分のしたことを結び付けて考えることができない。学習能力のない子に対する効果のない怒りやお仕置きは大人の気が済むようにするだけのことでしつけではない。わかる年齢になったらしつけ、それまでは、すべては無駄、と飲み込んだうえで危険のないように守りなさい」と言われ、なるほどそうかと理解した。すると何をされても腹も立たず、暴力をふるうことも切れることもなくすみました。
やっちゃだめなことを外でした時は、周囲に謝り、抱えてさっさと退避してた。
でも動物状態の子供といることが耐えられず、言葉が早く通じるようにやたらめったら話しかけたら、ものすごく速く日本語を習得し、二歳になったら普通に口論してたな。
それが一応相手も理が通ってるので、無茶苦茶はしなくなったし、「言ったらやめる」というらくちんな状態になりました。女の子ってそういうとこが楽。
でも一度、あまりに腹が立ってアタマばっちーんとしたら、大きく目を見開いて
「わたしはこんなにママのことが好きなのに、なんでもお話するのに？どうしてぶつの？どうしてぶつの？
なんでもするから、ママのことが大好きだから、もうぶたないで。ぶたないで、お願い！」と叫んでボロボロ泣きだした。
心から謝って抱きしめました……
この子はぶっちゃいけない子なんだ、とその時すごく思った。たしか二、三才だったけど、今でも当人は覚えているそうです。

ちなみに下の男の子は、十歳ぐらいまで、情緒的に三歳時のおねーちゃんに負けてました。単純強引猪突猛進。聞かないものは聞かない。二歳直前、ピアノのふたの上によじ登って陶器の置物(不思議の国のアリスシリーズ）を両手に握り、テレビ画面を殴打するという暴挙に出た。トイレから出て惨状を見て大声で叱ったら、人形を振りかざして大声でわめき返してきた。
叱ると激怒する、一分前のことは忘れる、うたれ強く何されても平気。
これはこれで思い切りがーっと叱れるので楽っちゃ楽だけどむなしいものがあった。
でも、幼稚園に入ったら先生が「○○クンは大人しくて扱いやすいですねえいうことも聞いてくれるし女の子にもとても優しいし。ほかのお子さんなんてもう……」
園にお迎えに行くたび目の前では壮絶なバトルが繰り広げられ助手の先生の金切り声が。
世の男子の底力を知った……