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2015年04月19日20:28

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使えそうで使えない

 アメリカの雑誌TIMEの「世界で最も影響力のある100人」が4月16日発表され、日本からは作家の村上春樹さんと近藤麻理恵さんが選ばれた、とのこと。村上さんはまあ頷けるけど、こんまりさんの選出にはびっくりした。

「人生がときめく片づけの魔法」の英語版「The Life-Changing Magic of Tidying Up」が、アメリカ・カナダで2014年10月に刊行され、ニューヨーク・タイムズなども大きく取り上げた。自分の身の回りのスペースを物理的にも精神的にも一新するための手助けとなるこのハウツー本は世界的なブームになっており、これまでに30カ国以上で出版され、世界全体で200万部の売上を記録している。

 だそうで。一昨年の年末ごろに僕も「人生がときめく片づけの魔法」にはまり、自分の部屋の大整理に着手、確かにすっきりとしたライフスタイルを手に入れて、この本の良さは知ってる。でもその後、うちのカミさんはじめ何人かの人にこの本を勧めてみたものの、一様に反応は芳しくなく、実際に読んだ人の感想も「言ってることはわからないでもないけれど、現実ににやってみるのは難しい」という、無理もない感想で、まあ世の中そういう反応だよなと別に不思議にも思わなかったんだけど、世界ではこんなことになってたのねと、びっくりです。

 自分の周りで村上春樹読んでますって人に今まで出会ったことないのと同じくらい、「人生がときめく片付けの魔法」実行してみましたって人に出会うのもまた難しいんだろうな。

 先日、両親を車に乗せて東京の大きな病院に行く。東京都内の初めての道を走るのはかなり不安ではあったのだけれど、車のカーナビに従って走っていったら到着地点近くまでは何でもなかった。なんといっても首都高速環状線道路が不安だったのだけれど、「リロリロリン♪500メートル先、分岐を道なりです」なんて音声案内に、分岐点の様子までイラスト表示されて、指示通り進むうちに目的地周辺まで。

「おお、あのビルだ」なんて父が指さし「ちょっと早く着きすぎちゃうわね」なんて母も言い、「いやあ、ナビちゃん、賢いぜ」なんて感心していたのもつかの間、まだ首都高速上だっていうのに「目的地周辺です」は、いいとして「音声案内を終了します」。ええ〜、まだ高速道路上だよ、ここで放置かい!と。

 ついさっき左手にあったビルはどんどん後方に遠ざかり、高速の出口まで結構走ってしまって、やっと高速から降りたものの、初めての東京の道では目的地までどういったらいいのやら。仕方なく車を路肩に停め、もう一度目的地の病院をナビに打ちこみ、一般道選択にして走りだした。ついさっき通り過ぎたばかりだからそう時間はかからないと思ったのだが、それにしてはずいぶん遠回りな気がする。

 そのうちに高速の入り口が見えてきて、ええ!ナビちゃん、またさっきの高速道路上の放置地点までつれていく気だよ、と気がつき、マジかよ〜と高速の入り口を一般道の方向に通過したのだが、ここで「リロリロリン♪Uターンしてください」。できるか〜い!と、もう車の中、両親と失笑するしかなかった。結局ナビをみながら目的地周辺を散々ぐるぐるして、予定時間より少しオーバーくらいで辿りつくことはできたんだけど、まあ疲れてしまった。

 人志松本の「すべらない話」で、六本木アマンドにナビでいったらやはり高速上で放置された話があったなと思いだし、リアル「すべらない話」をやってしまったと、まあとんでもなかったな。後日同じ病院に車で行ったときには、近くの高速の出口を目的地に入力して、そこからはあらかじめネットで地図を調べておいたので、すんなり行けたけどね。便利そうでどこかぬけてるナビちゃん、使えそうで使えないってことだな。

 今週の映画は「LUCY」を(監督:リュック・ベッソン/出演:スカーレット・ヨハンソン、モーガン・フリーマン)を観ました。ごく普通の生活を送っていた女性ルーシーは、台北のホテルでマフィアの闇取引に巻き込まれてしまう…。

 久々のリュック・ベッソンという感じ。つまり「レオン」の頃のという意味だけれど、悪役のチェ・ミンシクが効いているというのはある。とはいえ、最後の方が「2001年宇宙の旅」の下手なオマージュという感じだし、出だしの好調さに比べて後半の腰砕け感は歪めないかな。

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