mixiユーザー(id:62970363)

2015年03月25日01:48

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Tyrell と KHS の試乗2

Tyrell PKZ(アルテグラ6800仕様)

つぎに乗ったのはチタンの高級車PKZ
Tyrellで折りたたまないミニベロは451しかなく
アルテはうちのオルベアにもついてるので
乗っててとにかく違和感が少ない
チタンのフレームは日陰で見る流し台みたいな光沢だけど
左右のシートチューブを連結してるプレートなんかが
いかにも丁寧な金属加工品という趣きで
金かかってそうな片鱗は見えた
(でもハーフアロイなんだよねこのフレーム)

さすがにアルミフレームとは違ってマイルドな乗り心地で
フライホイール効果も外径が増えたぶん強くなるので
巡航が楽だ

スイスイと実に快適に走ってお店に戻ってきたのだけど
けして満足しなかったわけでもないのになにか
割り切れないものを感じた

正式なレースに出れるわけでもないミニベロを
こんな真面目につくっちゃってどうすんの? って
疑問があったからだ

自分でも盆栽してて思うのだけど、もともと走行性能の劣るものに
ロードバイクとは違った魅力を感じて愛でているのに、それを
わざわざ金と時間かけて近づけるのは変だよね
だったら最初からロードでええやん
速さを求めちゃいけないとまでは思わないけど、コスメや
エンタメの要素は残してプライドをもって色物をやってほしいという
想いがあるわけです

ひるがえってPKZさんは極めて真面目に本気で高級ロードバイクを
めざしてらっしゃるので、そこんとこどうなんだろうなーと
もうちょっと甘え上手でもいいんじゃないのと

重ねていうけど、走行性と乗り心地のハイレベルなバランスを
めざしたミニベロとしてよくできてるのは間違いない
ものが悪いのではなく、自分が偏屈なのでこう思うのであって
納得してお金だせる人にとっては間違いなくいいものだと思いますよ


KHS P-20RA

P-20シリーズのアルミフレーム版上級グレード
ハイドロフォーミングでパイプもフクザツな形状をしていて
細部を見れば高級感があるけど、そもそも寸詰まりなフレームに
マッチョな造形が加わったので一種異形な出で立ちになって
Tyrellと違って本格という感じはない
一見するとわからないけど、フォークもカーボン
チェーンステーも根元数センチからカーボンバックになってて
乗り心地にも配慮されてるようだ(例によってソフトテールも健在だし)
そろそろいじる部分がなくなった自分の盆栽車とくらべても
吊るしの状態で同じくらい軽いのもさすが上級車

結果硬すぎず軟らかすぎず、まずまず快適に速くという走りになったが
PKZよりはアップライトで反応もやや鈍い

あと、これもブレーキがテクトロでいいコンポとは言えず、しかも
見ての通りリムまでポリッシュのつるつるですべりやすいのか
ブレーキの効きがいまいち(F-20ASほどではないが)

バーコンの操作性は思ったよりは悪くなかったが、STIに比べれば
やっぱり面倒くさい

ジオメトリも後ろ乗りになる設計なので、ガチで走るというほどの
ものではなくスポーツカーというよりホットハッチ的な雰囲気かな
そういう意味では前述の自分の好みにはあってるのだけど、
甘え上手というにはブサイクなんだよね
ブレーキくらいはちゃんと効けよ高いんだしってのもあるし
あまりいい印象はなかった

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