mixiユーザー(id:10582100)

2015年03月09日15:31

555 view

台湾鯛、吳郭魚って?

台湾の市場で魚などを見ると、やっぱり品揃えが日本と違っておもしろいですね。
中でも、台湾で最もよく食べられているといってもいい魚、吳郭魚をご存知でしょうか?
今日は、この人の名前のような魚、吳郭魚についてご紹介しましょう。

吳郭魚は、実はもともと台湾にいる魚ではありません。台湾鯛とも言われますが、鯛の仲間でもありません。ティラピアといって、スズキ目カワスズメ科の魚で原産国はアフリカです。

1946年に吳振輝と郭啟彰の二人によってシンガポールから台湾へと導入され、その記念に吳郭魚と名づけられました。非常に強い適応能力を持ち、雑食性で飼育も簡単なことから台湾の養殖魚として非常に成功し、国民の主要な動物性たんぱく源の一つとなりました。

吳郭魚は豊富なカリウムと鉄分を含み、貧血を改善する効果があります。ですが、プリン体を多く含むため、痛風の人は控えたほうがいいでしょう。淡白な白身で鯛に似た食感の吳郭魚は、フライパンでかりっと焼くか、または煮付け(紅焼)が適しています。臭みのないものは、さっぱりと蒸し魚としても合いますが、臭みが強いものは、米酒などのお酒やたっぷりのショウガ、ネギなどを加えましょう。

吳郭魚のオスは、メスよりも体が1.5倍ほど大きく成長速度も速いので、台湾で養殖され、流通する吳郭魚はほとんどオスなのだそうです。
1970年代、メスのナイルティラピアとオスのモザンビークティラピアを交雑させることで生まれるものは、すべてオスであることが発見されました。そのため、台湾での吳郭魚の養殖産業は、まさに大成功と言えるものとなりました。

(華人健康網より)

いかがでしたか?気軽に食べていた吳郭魚には、こんな来歴があったんですね。
しかも、吳郭魚は観賞魚としての価値も高く、公園の池などでもよく見られます。ですが、公園の池にいるものは泥臭くて食べられないそうなので、いくらよく肥えていて美味しそうだからと言っても、捕まえて食べたりなどしないようにしてくださいね。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する