「犬の名前」のランキングがアニコムから発表された。第1位は4年連続「ココ」ちゃん、第2位は「チョコ」、第3位以降「マロン」「モモ」「モコ」らしい。
でも一般的には『ポチ』という名前が耳になじんでいる。この『ポチ』という名前の由来が推測されて紹介されていた。
日本では元来犬に名前を付けなかったらしい。犬に名前を付けるようになったのは明治期以降らしい。外国人が飼い犬に名前を付けているのを見てまねたようだ。
そして、1901年に、田村虎蔵氏作曲、石原和三郎氏作詞で童謡「花咲かじいさん」が作られた時に犬の名前として当時大流行していた「ポチ」という名が採用されたらしい。それ以前の「灰まき爺」「がん取り爺」などといった民話では犬には名前が付けられていなかったそうだ。名前が付けられているケースもあるらしく、それでは「シロ」と呼ばれていたようだ。
さて、では「ポチ」と呼ばれるようになったという説を二つ紹介する。
�￣儻譴痢�spotty」（＝スポッティ）語源説
「スポッティ」とは「斑点のある」「まだら」の意味。子音の「s」は強く発音されないため、日本人の耳には「ポッティ」と聞こえたらしい。
�▲侫薀鵐晃譴痢�petit」（＝プチ）語源説
「プチ」とは「小さい」「可愛らしい」の意味。フランス人宣教師が自身の子犬をこう呼びかけていたという。
西洋人が犬に向かって呼びかけるのを、日本人が「（外国では犬をポチというのか…）」と聞き間違えたのが、「犬」＝「ポチ」となったきっかけのようだ。
当時の外国人の言葉を取り入れたものには店名の「かめや」があるという。
外国人が、ペットに餌をやるときに "Come here!" と呼ぶのを聞いて、客を呼び込む符牒として聞き取った音から「かめや」としたという。「ポチ」もこの習いかもしれない。
どなたか定説をご存じであればご教示願いたい。
ログインしてコメントを確認・投稿する