老いた親の術後の看病に遠路を通って居た娘さんがいました。
大かたは医師である兄夫婦に任せていたのですが、こちらも妻の親が危篤状態でしたから兄の妻の都合が付かないときには遠路を看病にいっていたのです。
この娘さんは近々検査をすることになっていたのに自分のことは後回しになってしまっていたのでしょう。
娘さんは夫に「助けて」とメールをして突然に亡くなってしまいました。
大動脈瘤破裂です。
あまりにも急なことですから亡くなった本人さえ、自分が死んだと意識しなかったかもとさえ言われています。57歳でした。まだお子さんの一人は結婚していません。
「助けて」といういまわのメールを受け取ったご主人はどんなにかお辛いことでしょう。
こんな亡くなりかたがあるとはお聞きしただけでもショックです。
医師の兄夫婦は危篤だった父の葬儀と妹の葬儀とが続いてしまったのでした。
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