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2015年02月27日10:44

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愛国心は政治状態によって意味することが異なる

米国は日本とは違って共和制であって大統領が国のトップに位置しており、間接的ながらも選挙権のある国民は大統領選挙に関わることができる。
大統領として当選すると実務を開始する以前に宣誓式が行われる。この時の言葉は決められており「私は合衆国大統領の職務を忠実に遂行し、全力を尽して合衆国憲法を維持、保護、擁護することを厳粛に誓う」と述べなければならない。

大統領には強大な権力が集中してるも一般的な議題については議会での裁決が必要だし、クリントン大統領のように嘘をついたことを理由として結果的に罷免される場合もある。

それに対して日本の総理大臣は親任式を受けることになっている。これは日本国憲法第七条での天皇の国事行為についての第五項で定めである
>国務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及び大使及び公使の信任状を認証すること。

を受けてのものであるが、この場合米国大統領のように「憲法を維持、保護、擁護することを厳粛に誓う」と述べることの定めも慣例もない。しかし憲法第九十九条では
>天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

と定めてあるために、わざわざ宣誓しなくとも当然ながら総理大臣には米国大統領と同様が義務が発生することは言うまでもないものの、国務大臣および一般国会議員共々にとっては憲法第九十九条の定めはないに等しいと同様なありさまである。

日本と米国との違いは他にもある。それは米国ではインディアンの酋長と国政とは何ら関わりがなく、国とは即ち「自分達が住み生活している場の集合体の総称」を意味してる。それに対して日本ではシーラカンスと同様な状態に成り果てたインディアンの酋長の末裔を未だに象徴として残すと共に制限付きではあるものの国政に関わらせているために、日本における国とは「インディアンの酋長の末裔をも含んだ体制を意味している」のである。


■不正献金の下村文科相、日本の子どもに愛国心強制しながら息子は小学校から英国へ
(リテラ - 02月27日 09:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=209&from=diary&id=3293763
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