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2015年02月22日13:30

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痛し痒しの百薬セレクション

【TRPG感想】
先日は青海さんがGMのアリアンロッド2E(注1)でした。

青海さんキャンペーンもついに第4回。
最終回一個手前です。

キャンペーン定番のネタバラシ回でした。
ここまで得体の知れない存在だったリトルフラワーの正体とは一体なんだったのか。
そこにはさすがの青海節が隠れていました。
う〜ん、やはり青海さんは侮れない。
無理言ってキャンペーンを初めてもらってよかった。

◆キャラクター紹介
■名前(PL名):フォルティス・イサナペンナ(kou)
性別/年齢/種族:オス/17/サハギン
クラス:ウィザード/ニンジャ
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://www13.atpages.jp/phirosu/chara.php?id=334

10レベルになり、上級職ウィザードに転職。
パーティ1のダメージディーラーとしてさらに火力UP。
《チャージマジック》による《リゼントメント》の連発に、《スペシャリストIII》によるシーン攻撃と、凄まじい火力でした。

ロール的特徴:
ついに登場+目覚めた魚人姫と感動の再会。
キャンペーン最初から(PCは)信じていたオウル室長の疑念が晴れて心残りはなさそうです。
あとは無事に姫と一緒に帰るだけって感じか。

その他:
毎回エンジン全開kouさんです。
このキャンペーンは比較的セッション時間が短いのだけれど、密度が濃いのは恐らくkouさんが喋り続けているせいだと思っている。
もちろんいい意味で(笑)。

最終回に向けて懸念は大体払拭できたっぽいので、最終回も必殺の魚人忍法が炸裂することを期待しています。


■名前(PL名):ミス・モルフォン(TS)
性別/年齢/種族:女/25/ヴァーナ(兎)
クラス:スカウト/チューシ
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://www13.atpages.jp/phirosu/chara.php?id=337

上級職はスカウトに転職。
以前から「上級職になったら毒忘れないとかなー」と言ってましたがまだ忘れず。
驚異の毒(6)により、ボスが《BS無効》を持っていても確実にダメージを与えます。

あとは彼女の持っている《ファーストエイド》が地味に毎回活躍。
薄い壁のエイスがいつも倒れるせいなんですけどね(苦笑)。

ロール的特徴:
こちらも軸はぶれずに信じていたお姉様といちゃいちゃ。
オープニングで二人っきりで演出シーンと思わせておいて、ずばっと核心に切り込んだ質問でシナリオは一気に進んだらしいですよ(笑)。

思いだしたようにチャイナドレスとかポイズンクッキングとかを持ちだす不思議娘にどんな未来が訪れるのか。
次回も楽しみですね。

その他:
てことでお馴染みTSさんです。
相変わらずミドルフェイズもクライマックスフェイズもパーティの頭脳として輝いてます。
PCはただ百合百合してるだけなんだけどねー(笑)。

■名前(PL名):エイス・リグ(フィロス)
性別/年齢/種族:男/20/ヒューリン(ハーフグレムリン)
クラス:パラディン/ガーデナー
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://www13.atpages.jp/phirosu/chara.php?id=338

うっかりメインクラス名変え忘れてたり、ここからキーアイテムの勇気のホイッスル(注2)を買い足したりしてるけど、まあこれで。

上級クラスはパラディンに転職。
これで《インペレイティブ》から始まるセットアップスキル乱舞により、ガーデン2枚とエネミー識別と自分攻撃力UPをできる……はずだった。
セットアップスキル止められることはなかったが、戦闘不能になったり敵のガーデンが解けたりで役立たずだったorz。
まあ、こういうこともあるよね。

一応ミドルフェイズではそこそこ活躍したからよしとしよう。

ロール的特徴:
エルーラン王国の『組織』に所属するエージェント。
今までは正体を隠してスパイ行為をしていましたが、今回GMから「正体を明かすことでボーナス」というギミックがあり、喜んで正体を明かす(笑)。
事前にGMと「こういう状況になったら正体明かしてもいいと思ってるんだよねー」と相談していたところ、ギミックに組み込んでいただけて恐悦至極。

今回はPL的には予想外ですが、エイス君的にはとても望ましい方向(注3)にシナリオが進んでいったのでとても楽しかったです。

その他:
フィロスのPCです。
今回のシナリオギミックはまるでエイスのために作られたギミックに思えました。
ただ実は逆で、元々キャンペーンシナリオを考えているところに「グレムリンの血を引く錬金術師」のエイスが来たそうです。
こういう偶然って面白いよねー。

次回もシリアスの中にさらりと笑いをまぜつつ頑張りたいと思います。

◆粗筋
■前回までの粗筋
魚人忍者の里の抗争で愛する姫が昏睡状態になってしまい、それを助けるための薬を求めるフォルティス。
かつては名家の令嬢だったが没落し、命を落としかけたところを救われお姉様に憧れるモルフォン。
マジェラニカの小商会からビッグになるためにエルーランの『組織』に所属し、密命を受けたエイス。
三者三様の理由でエルクレストの街の大商会リトルフラワーに接触した冒険者たち。

リトルフラワーからの依頼をこなすうちに、その背後に隠れるきな臭い空気を感じていく。
依頼で死亡した冒険者のアンデッド。
敷地内で暴れる謎のキメラ生物。
そして街にあるロアセル遺跡で発見されたエルダの古代兵器。

薬学研究の一人者であるオウル室長。
毒薬など兵器に長けるミス・バタフライ。
そして商会を大きくし、街のトップである議会長や有力者である学園長ともコネのあるヤナギ社長。
彼らが何かを知っているのは間違いないと一行は確信するのでした。

■オープニング
まずはフォルティスから。
前回出した使者とともに魚人姫のクラリスがついにやってきました。
そしてオウル室長の薬によって目覚めるクラリス。
説明しちゃうとたった2行ですが、登場する時に輿に乗ってたり、薬は水槽で煮付けみたいにかけられたり……。
魚人は登場するだけで演出が長い(笑)。
紙幅の関係で感動の再会シーンは割愛(笑)。

まだ体力全快にはほど遠いので、近くの温泉街ルネスで逗留することになりました。

次にモルフォン。
バタフライお姉様とイチャイチャして一緒に食事をするシーン。
食事も一段落し、バタフライが真面目な雰囲気で語りだす。

バタフライ「この商会について、あなたたちが何か疑問に思うことがあったら、それはきちんと晴らした方がいいわ」
モルフォン「……なら、ひとつ聞いてもいいアルか?」
モルフォン「お姉様は、この商会のことやヤナギ社長のことをどう思ってるアル? 裏で何かやってたりしないアル?」
バタフライ「……そうね。色んな事をしているのはわたしも知っているわ」
シーン外のフォルティス「お?」
シーン外のエイス「なんだ、オープニングなのに重要そうな話が」
バタフライ「どれも必要なことだと、意味があることだと思うわ」
モルフォン「お姉様は……」
バタフライ「それ以上は言えないわ。もし気になるなら、今度は3人でいらっしゃい」

実はミドルの情報の一部がここで公開されてたらしいです。
ロールプレイが乗るとこういうことってあるよねー。

あ、ちなみにエイスのオープニングはいつものカフェで『組織』の上司に調査を報告するって内容でした。
そこで上司から「調査のために精鋭エージェントの応援を呼んだ。必要があったら仲間に正体を明かし、彼らを使え」と指示を。
精鋭エージェントの部下という響きにきらきら目を輝かせるエイスでした。

■ミドル
ということでネタバラシ回の情報収集です。
GMも最初から今回は情報収集回ですってぶっちゃけていたのでこちらもそう構えて望むことができました。
こういうぶっちゃけはゲーム進行をスムーズにするプチテクニックよね。

いくつかの情報項目があり、それに「1段階」「2段階」、そして一部には「3段階」が設定されてました。
1段階は難易度25。
2段階は難易度30。
3段階まで来ると難易度40です。

パーティ中最も高い能力値はモルフォンの器用14+2Dなので、普通に考えれば届くはずのない達成値ですが……。

GM「ここでシーンの最初にイベントが起きます」
GM「3人でバタフライに会いに行くと……」
バタフライ「商会のことを調べるならこれを使いなさい。でも、ばれないように気をつけてね」
モルフォン「お姉様!」
エイス「僕たちに調べさせて何をする気だ。……逆に濡れ衣を着せてどうにかするのか?」
フォルティス「エイス、君はもっと人を信用したほうがいいぞ」
モルフォン「そうネ。お姉様がわたしたちを罠にはめるなんてあるはずないネ!」
エイス「……まあ、今は素直に従っておこう」

てことで商会の色んなところに入れる鍵を貸してもらえました。
これによって商会関係の情報収集には達成値+5。

その他にも、一般スキルによる修正を合わせたり、魔術判定や錬金術判定を演出することで許可してもらってなんとか情報収集は進んでいきます。
実際に明らかになった順番とは多少前後しますが、読みやすさ優先で情報を列挙すると……。

・ヤナギとオウルはエルクレストができた頃(約30年前)から一緒に共同研究を始め、その結果リトルフラワーができた。
・そのため、2人は議会長や学園長とも懇意にしており、様々な情報交換を行っている。
・バタフライは途中から合流し、兵器関連の開発を行っている。地下の研究所にはキメラ軍団とアンデッド軍団が揃いつつある。
・オウルは約30年前からほとんど外見が変わっていない。

エイス「やはりオウルが黒幕、か」
モルフォン「オウルとヤナギ社長がグルになってるネ」
フォルティス「そ、そんな馬鹿な。オウル室長は信頼できるはず。そ、そうだ。きっとハーフエルダナーンなんだ」

まだまだ調査は続きますが、ここでミドルフェイズ開始時に教えてもらっていたエイス用ギミックを発動。
モルフォンとフォルティスに正体を明かすことで、『組織』の精鋭エージェントたちが協力してくれるようになり、判定にボーナスが入るというものだ。

エイス「実は、2人に黙っていたことがあるんだ」
エイス「僕は『組織』のエージェントだったんだ!」
モルフォン「うん、知ってるアル」
フォルティス「『会社員』なんだろう? 大変だな。エージェントは」
エイス「……って違う! 『組織』はエルーラン王国の(以下略)……というわけで僕はリトルフラワーの情報収集をしていたんだ」
モルフォン「エイスはスパイだったアルか?」
エイス「あー? まあ、似たようなもの、かな?」
フォルティス「スパイ?! それはつまり忍者か?! エイスもニンジャだったのか! 『組織』というのはどこの里だ?!」
エイス「それは違う」

そんな衝撃の告白シーンもオチ付けてしまうこのパーティ(笑)。
エイスの部下のエージェントたち、そしてエイスのグレムリンの血によってロアセル遺跡の調査も進めました。

・エルダの古代遺跡は生物を死滅させる兵器(注4)。
・エルダが粛清装置を模して作ったものらしく、時間をかけて大地や遺跡に入って来た冒険者から少しずつエネルギーを抽出してチャージ中。
・チャージが完了すると自動的に起動し、エルクレストを中心に国をいくつか滅ぼすような規模のもの。
・起動すると異次元にある本体を召喚し、そいつが周囲の生物を死滅させるビームを撃つ。
・エイスたちが見つけたモニタールームとは別に、操作を行うコンソールルームがあるが、道は閉ざされていて開けられない。

遺跡に眠る兵器が本気でやばい代物だとわかった一行は、リトルフラワーがこれを使って何かをしようとしていると予想。
そして、商会幹部たちの核心情報を調べていきました。

・オウルはエルダ。
・ヤナギ社長、オウル室長、議会長、学園長たちは、街を守るために協力して遺跡の研究を行っている。
・バタフライの兵器軍も、起動した兵器を破壊するためのもの。

エイス「……これは、悪い奴らでは、ない?」
モルフォン「お姉様が悪いことするはずないネ!」
フォルティス「オウル室長が悪い奴のはずないだろう!」
エイス「といってもエルダだろう? 遺跡作った連中の仲間じゃないのか?」
エイス「ここまで調べたんだ。あとは本人たちから直接聞こう」

■クライマックス
ということでPCたちはまずバタフライに。
調査したことを聞いたバタフライはそれを肯定。
詳しいことはヤナギ社長たちに聞くようにとのこと。

まだ疑念の晴れないPCたち、バタフライも連れて社長室へ。

エイス「あなたたちのやっていることは全て調べました」
エイス「一体、あなたたちは何が目的なんですか?」
ヤナギ「君たちが調べたことは真実だ。僕たちは、エルダの古代兵器からこの街を、国を守ろうとしている」
エイス「それなら、近隣諸国にこのことを伝えて協力を仰ぐべきでは」
ヤナギ「それはできない。このエルクレストの街は学問の街。他国とは中立を保っている」
ヤナギ「この情報を公開したら、他国から調査のためにたくさんの人が押し寄せてしまい、今のエルクレストはなくなってしまう」
モルフォン「街と世界の両方を守るため、秘密にしてきたアルね」
フォルティス「人間は面倒だな……」
オウル「君たちの予想通り、わたしはこの古代兵器を作ったエルダの1人だ。だが、チームの主要メンバーたちが最後に暴走し、このようなものが出来上がってしまった」
オウル「わたしは、この古代兵器が起動することのないよう、見守ってきたんだ」
ヤナギ「万が一起動したときのため、今リトルフラワーは街と協力して対策を立てている」
モルフォン「それがバタフライお姉様のキメラたちネ」
フォルティス「では、あのアンデッドは? 冒険者たちの死体は?」
バタフライ「人道に反することであることは承知しているわ」
ヤナギ「だが、僕たちには力が必要だった。時間もなかった」
エイス「なるほど。契約にあった「死体は返却しない」というのは実力ある冒険者のアンデッド軍団を作るためだったのか」
フォルティス「それでわざと危険な任務をあてたり」
ヤナギ「そんなことはしていない! 彼らはとてもよくやってくれている。だが、どうしても命を落とすものは現れる……」
ヤナギ「僕たちのやっていることが全て正しいとは思わない。でも、街を守るためには必要なことだ」
ヤナギ「逆に、僕から君たちに提案したい」
ヤナギ「エイス君、君にグレムリンの血が流れていることは調べさせてもらった」
ヤナギ「技術としてではなく、感覚として錬金術を理解できる君になら、この遺跡が起動する前に止めることができるかもしれない」
オウル「わたしたちと一緒に遺跡のコンソールルームに行ってくれないか」
オウル「わたしと君が力を合わせれば、止められるかもしれない」

話を聞いて、こそこそと部屋の隅でひそひそ相談を始める3人(笑)。

モルフォン「どうするアル。本当に悪い奴じゃないっぽいアル」
フォルティス「だから言っただろう。オウル室長が悪い人のわけがない」
エイス「ふむ、今回だけはフォルティスの言っていることが正しかったようだ」
モルフォン「エイスは人を信用しなさすぎネ」
フォルティス「そうだそうだ」
エイス「わかった。その点に関しては謝罪しよう。で、どうする?」
モルフォン「わたしはお姉様と一緒にいられるならなんでもいいね。任せるアル」
フォルティス「わたしも、クラリスを助けてもらった恩がある。協力にはやぶさかではない」
エイス「僕も、街を救えば『組織』での株も上がるだろうな」
エイス「なら話は決まりだな」

そして相談終了。

エイス「わかった。僕たちは、リトルフラワーに協力する」

てことで、ヤナギ社長、オウル室長と一緒に改めて遺跡に潜る一行。
コンソールルームへの扉はオウル室長が開けてくれました。
しかし、コンソールルームに脚を踏み入れた途端警報が。

遺跡「権限レベルが足りません。不正侵入者を排除します」
オウル「わたしの権限ではここまでが限界かっ」

現れたのはぷかぷか浮かぶ人の頭ぐらいの真っ黒い球体。
どうやらそれが古代遺跡兵器のミニ版のようです。

ヤナギ社長とオウル室長を下がらせて(注5)代わりに前に出る3人。
クライマックス戦闘の始まりです!

最初のセットアップ。
怒涛のスキル宣言によりMP61を消費して、敵味方全体にガーデンをかけるエイス。
フィロス的にはついにここまで来たって感じです。
先手をとられた球体の攻撃を《シールドガーデン》と防御力で弾き、調子に乗るエイス。
続くフォルティスの攻撃は《リゼントメント》を乗せて200点オーバー。
やはり上級職は強いねーと言いつつ楽勝ムードで別の球体の手番に。

GM「じゃあ、オリジナルの《貫通ビーム》を宣言。対象はエンゲージしてるエイスと、まっすぐ貫通するので後ろのモルフォン」
モルフォン「えぇ?!」
エイス「大丈夫だ。《シールドガーデン》はガーデン効果中なら別エンゲージでも同時にかけられる「場面(選択)」だ」
GM「(判定して)2人とも命中しましたね。ではダメージを(ころころ)116点です。防御無視の貫通ダメージです」
エイス「なんとかなるか? 《シールドガーデン》!(ころころ)24点軽減!」
モルフォン「ぎりぎりHP8点で残ったアル〜」
エイス「あ……」
モルフォン「どうしたアル?」
エイス「……マイナス1点になったorz」
一同「!!!」

戦闘不能になってしまい、モルフォンの行動を消費して《ファーストエイド》で復活するエイス。
しかし《ファーストエイド》での復活は行動済みになってしまうのです。
せっかくのシーン全体攻撃《クラッシュガーデン》は使えず……。

そして次のセットアップ。
エイス「シーン全体にかける《エリュシオン》はシナリオ3回しか使えないから、敵全体に。味方は、ごめん。いざとなったら《プロテクトガーデン》するので」
モルフォン「まあ、多分なんとかなるアル」
エイス「ついでにもう一つごめん。このセットアップで消費MP51だから、残りMP5になって《プロテクトガーデン》すら飛ばせないわ」
フォルティス「もう祝福か。わたしはまだあと3ラウンドぐらい戦えるぞ」
モルフォン「ま、まあ、なんとか」
エイス「……ごめん」

そして敵の行動。
GMがエネミーデータ見ながら悩んでいるところにPLから「GMが手加減してもPLは楽しくないよ!」という声を受けて……。

GM「では、やっちゃいます。《拡散ビーム》。対象はシーン全体に。効果はダメージと強制移動です」
エイス「強制……移動?!」
モルフォン「あちゃー」
フォルティス「??」
エイス「移動すると、ガーデンの効果は、切れる、んだ」
GM「拡散ビームの対象に、味方も含みます。味方は回避をしません」
エイス「(衝撃で机に突っ伏す)|||orz|||」
モルフォン「MP全部振り絞って準備したガーデンが、全部解除されるネー」
フォルティス「な、なるほど」
GM「ごめんねー」

というわけでエイスのガーデン戦術は見事に完封。
だがしかし、エイスのガーデンが完封されただけで負けるパーティではありません。
エイスから勇気のホイッスルでもらった行動も含めて、フォルティスはシーン攻撃と《リゼントメント》の連続攻撃で球体を2つ落とす。
モルフォンも《ダブルショット》によるバーストルビー2連投に毒を乗せ、GMをきりきり舞いに。
ひやりとする場面はありつつも、なんとか警報装置を破壊することができました。

■エンディング
コンソールルームですぐに遺跡を停止することはできませんでしたが、さらなる情報が手に入りました。
それを解析するオウル室長。
翌日、PCたちには街のトップ、議会長に呼ばれます。
ヤナギと議会長から、改めて「街を守る」という依頼を引き受けたところで、今回は締め。

◆反省と考察
ロール:4点
ゲーム:4点
ストーリー:4点
ボーナス:5点

うん、面白かったセッションは感想が長いねー。

ロールはもう完璧かなあ。
げらげら笑って楽しいロールプレイ。
満点つけてもいいかもだけど、最後の1点はただ単純にフィロスの好みの問題。
ちょっとうるっとするような、かっと熱くなるようなロールプレイの方が好みなので。
その分ボーナスに1点ふりました。

ゲームも、かなり高レベルにまとまってる。
初見で高い難易度を出して、PCの様々なアイデアや工夫にボーナスを与えてクリアさせる手腕は「おお」と思った。
GMの胸先三寸と思われないように工夫は必要だけどね。
その数値感覚はさすが青海GMって感じ。
戦闘も絶妙なさじ加減だった。
ただ満点に足りないのは、まだまだ到達点ではないなーという感覚とエイスがいまいち活躍できなかったから(爆)。

ストーリーもすごかった。
感想戦でPL3人が「幹部らの誰かは悪い奴で裏切り者が出る」と予想していたところ、そんなことはなく。
NPCは全員街のことを考えている良い人だった。
さすが心根が優しい青海GMだわ。これぞ青海節って感じね。
前回の感想で「悪い奴をやっつけるのが普通」と書いたが、やはり青海さんは予想を超えてきた(笑)。
期待は裏切らず予想を超えるという素晴らしいシナリオだ。
ただネタバラシ回だったせいか全体の盛り上がりはもうひとつだったので4点。

ボーナスは、巧みなシナリオを考えていた青海GMとロールの1点を加えて5点。

○良かった点
・悪い人はいなかった。
・実はシナリオ分岐があったらしい。

○悪かった点
・エイスが完封されてしまった。

では個別解説。

・悪い人はいなかった。
何度も言うが、これはすごい。
フィロスたちがうたぐり深すぎるのかもしれないが(笑)。
あれだけ怪しい情報を流しておいて「実はいい人たち」だった。
ただ全員善良な人っていうわけでもなく、色々考えていたり、罪悪感があったり、秘密があったり。
PCがやっつける対象を黒幕的なNPCにするのではなく、すでに設置された遺跡装置とするとは、よくある展開と言えばそうだが、フィロスは思い付かなかった。

・実はシナリオ分岐があったらしい。
感想戦でもってぼそっとGMが呟いていたこと。
次回の伏線(というよりも今回のネタバラシ)であるバタフライの兵器群。
実はシナリオが違う展開になったときのボスになったかもしれないとのこと。
一本道になりがちなネタバラシ回をそうでなくする工夫は素晴らしい!

・エイスが完封されてしまった。
粗筋にある通りエイスは見事にクライマックスフェイズで役立たずだったorz。
成長申告のときに「クライマックスフェイズしか働けない」と豪語していたのにねぇ。
まあ、エイスが役立たずっていうか肝入りのガーデンコンボが、ね(苦笑)。
戦闘不能になったのはフィロスの判断ミスだったりするんだけど、ぶっちゃけ運も強いよなー。
キャンペーン何回もやってると敵の戦術と相性が悪いときってのはあるもんだし。
それにミドルフェイズでは活躍できたので、まあいいんじゃないかと。


というわけで、愉快な仲間達の冒険もついに次回最終回。
世界の危機を前にして盛り上がってまいりました。
ただこのまま兵器をぶっ壊して終わりなのかな?
いやいや、きっと青海GMならもう1枚2枚何かを挟んでくるに違いない(笑)。
多分遺跡に変な人工人格があったりとか(笑)。
ラスボスが喋れないと戦いが単調になるしね。

そうやってハードルを上げつつ待て、次回!

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