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2015年02月22日03:02

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父子の休日

女房のいない休日は、豊橋の動植物園で過ごすことがとても多い。

ここは動物園、植物園、自然史博物館、遊園地が一体になっており、おおよそ40ヘクタールという広大な敷地を有している。

東京ドームでいうと周囲の建物まで含めても10個分相当の大きさになるのだから、3歳と2歳の倅らにとってはかなりの広さになる。

以前からここに来る時は 『抱っこはしないよ』 という約束で来ている。

女房がいるとついぞ甘えてしまう彼らも、男だけでやってくると一切グズらず過ごせるから不思議だ。

先日の土曜日は曇り空で、暑くもなく寒くもないといった天候だった。

入口でセグウェイを見付け、『あれはなんだ!?』 と見詰める兄弟。

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『セグウェイだよ』 というと豪騎は 『そうか!』 と言って行ってしまった。

たった一言、名前を聞いただけで、何かが分かったのだろうか?

まぁ、先は長い。

順調なスタートということかもしれない。

今回はいつもと違い、動物園を回ってから自然史博物館へ行こうと思う。

自然史博物館は恐竜に関する展示や映像が多く、倅らにとってはここがメインのような場所になる。

エミューが近くに来てくれて、豪騎と魁盛は後を追ってしばらく走り回っていた。

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ちょうど時間が合って、木曽馬に触れることが出来た。

先回も乗せて頂いたが、豪騎や魁盛は馬が好きらしい。

朝霧の牧場でも楽しそうだった。



馬と触れ合ったあとは小さな生き物たち。

羊やうさぎ、モルモットらと触れ合える場所へ。

籠に入れられているモルモットを抱かせて頂くが、直接ヒザに置くのと違い、どうにもしっくりこない様子(笑)。

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亡くなってしまったラッコにかわり、最近やってきてくれたアザラシを見に行く。

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すぐ近くで見られる工夫があり、倅らも楽しそうだった。

魁盛はペンギンが好きらしく、何度か同じ場所に戻って見ていた。

さて、いよいよ恐竜を見に博物館へ。

前回の訪問時から豪騎が楽しみにしているのが、ガイドさんによるツアー。

館内の展示について30分程度の案内を聞けるというものだ。

少し大きな子らに混ざって、なにやら真剣に聞いている。

新たな知識を得ることが嬉しい様子だ。

せっかくの体験なので、こういう場面では少し距離を置いて見守ることにしている。

30分のうち20分くらいは、魁盛を連れて離れた場所で過ごした。

その間、豪騎はずっと真剣だった。

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館内では巨大スクリーンでの上映も行われていて、パンゲアと呼ばれる大陸移動に関する30分くらいの映画も鑑賞した。

到着前から 『今日はパンゲアの映画やってる?』 と聞かれていたので、見せないわけにはいかない。

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植物園は熱帯エリアが楽しかったようだ。

ここは倅らには探検ゾーンらしく、『探検に行くか?』 と尋ねると大喜びで向かった。

帰ってから聞くと、どうやら今回はこのエリアが最も楽しかったらしい。

いつもは恐竜が一番なだけに、変化があったことは漠然と嬉しい。

最後は遊園地のエリア。

魁盛が乗れる遊具はまだ限られているため、豪騎まで一緒に制限しなければならないことが申し訳ない。

くるくる回るカップの遊具や、モタモタと走る汽車にも乗ったが、やはり一番楽しかったのは昔からあるバッテリーカーだったようだ。

真っ先に 『単車に乗る!』 と言ってくれるところが微笑ましい。

立派な単車乗りに育てよ(笑)。

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魁盛は専ら隣に乗るばかりだが、それはそれで満足そうだった。

女房が学校の行事で出勤だったため、有給を取得して子供と過ごした。

なんとなく得をした気分だ。

やはり休日は倅らと過ごすに限る。

世間では自分の時間が欲しいという父親もいるようだが、自分には1ミリも理解できない。

今しかない幼い倅らとの時間が、愛おしくてならない。

やがて去っていく我が子たち。

親父なんてものは越えていくべき壁でいいと思う。

自分の中でそう決めているからこそ、小さなうちは沢山遊んでやりたい。

女房がいられない休日は、男だけで広い敷地を歩き回る。

もっと暖かくなればトレッキングが楽しいし、可能な限り自然に触れさせてやりたい。

こうした体験が子供にとっての真の豊かさに繋がると思うから。

子供を楽しませるつもりで、実は自分が一番幸せなのかもしれない。

ありがたい。

無邪気なお前たちに、感謝を込めて…。

 

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