砂は砂屋さん。という考えの方が定着してきたのかもしれません。
一昔前のこのレースでは、マイル適性があれば出走してきた例も
あったのですけど、そういう馬がいきなり人気上位になることが
近年ではあまり見られなくなってきました。
やはり砂の適性があるかどうか、ターフに出る馬より劣るから
砂に出ているのではなく、砂に強いということは一つの能力として、
その能力の高さを重視するようになってきたのだと思います。
第32回 フェブラリーステークス (G��)
東京競馬場 ダート1,600m 4歳以上 国際 定量
砂路線で強さを発揮している父親というと、
アジュディケーティングやカリズマティックなど、
海外の馬ばかり思い浮かべてしまいますけど、
近年一番注目されるのは、なんといってもゴールドアリュール。
砂路線とはいっても、内国産の種牡馬が活躍できるほど、
日本のダート競走は進歩してきたと言えるのかもしれません。
今回はあまり時間がないので、すぐに予想にいきます。
2枠4番 コパノリッキー
まずはこの馬を中心に考えないといけないですよね。
チャンピオンズカップは、何があったのか思い当たる原因が
今ひとつピンと来ません。それが唯一の不安要素なのですけど、
たった一つのピンと来ない不安要素に惑わされて、
この馬の評価をやたらに下げてしまうのもどうかと思います。
前走の東海Sの様子を見れば、この馬が中心的存在になるのは、
間違いないのではないかと思います。
4枠8番 レッドアルヴィス
次に挙げてしまうのは、ゴールドアリュール産駒の若手。
この４歳馬はもしかすると今後注目かもしれません。
昨年のユニコーンSで、コパがもっているダート1,600ｍの
持ち時計のタイ記録をあっさりと記録して優勝。
持ち時計で言うと、東京コースの不良馬場でコパの持っている
記録を上回っているという馬です。父がアリュールですけど、
母系がファピアノ系からの豊富なスタミナが期待できる
血統なので、かなりの力技が見込める馬なのだと思います。
今後の砂界に旋風を巻き起こすかも。
6枠11番 ワイドバッハ
砂の名門アジュディケーティングの産駒です。
昨年のチャンピオンズカップでも、あれだけのメンバーを相手に
善戦してきました。もともと力強さと素質を秘めた馬なのですけど、
大舞台では勝ちきれていないところが判断の分かれるところです。
父は折り紙つきの砂界の名門なのですけど、母父のスキャンが
やはり決定力に欠けるレースが多かった馬でもありました。
そういうクセさえ出さなければ…と思うのですけど、
こればかりはデータだけでは判断できません。
5枠10番 ベストウォーリア
昨年は交流レースでも大活躍。チャンピオンズカップでも
大いに期待していたのですけど、コパと同様に馬群に
沈んでしまいました。正直この馬も、その原因になるものが
わからないんです。力はあるのに大舞台になると
レースの仕方がおとなしくなってしまうような…。
ただ父はマジェスティックウォーリア（ボルドルーラー系）で、
砂でも活躍の多い、A.Pインディからつながる血統です。
母の方がザフォニック(英2000ギニー)など多くの活躍馬を
輩出した、ゴーンウェストからつながる血統です。
血統背景から言うと、ワイドバッハよりは信用できるかも。
3枠5番 カゼノコ
アグネスデジタルの子が参戦しているので、思わず嬉しく
なっちゃいました。しかも前走はホッコータルマエの２着で、
川崎記念の準優勝。これは立派な成績です。
デジタルのこというだけで、ターフでも砂でも通用する足が
保証され、母系は当時2000ｍだった高松宮杯(当時Ｇ��)を優勝した
ラグビーボールが入っています。
意外に面白い血統なので、こういう馬も活躍してくれれば…
と思いますね。
1枠1番 ローマンレジェンド
この馬にとって最後に果たしたい目標は、
中央Ｇ�気寮�覇なのでしょうね。でも、なかなか果たせない。
デビュー当時からの勢いからすると、十分にその力のある馬だと
思うのですけどね。母系がデピュティミニスターから続く
血統なので、砂での速さは保証できるのでしょうけど、
少々力強さが足りない気がします。
馬ごみの中から抜け出すというより、上手に抜け出せる展開を
工夫すれば、まだチャンスはあると思います。
岩田ジョッキーの手腕でなんとか…。
今回のところはこんなところにしておきますね。
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