鳩山さんと安倍さん

■鳩山元首相が沖縄県庁訪問　辺野古移設反対の知事を激励
(朝日新聞デジタル - 02月21日 00:05)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3284400


鳩山さんは「最低でも県外」と言ったが実現できなかったから批判された。


沖縄県民の意思としては、先日の名護市市議選の結果から見ても移設反対派が多数であり、鳩山さんの目指した方向性は、沖縄県民の意思と親和的だと思う。

でも、鳩山さんの構想は、ほとんど実現不可能だ。それをやるとなると棘の道が待っている。
アメリカの意向に真っ向から対立するからだ。
僕からすれば、鳩山さんの「最低でも県外」という考えは正しい方向性を持った考え方だと思う。しかし、これを言うとアメリカからにらまれる。結局、鳩山さんは辞職に追い込まれた。
アメリカに楯突いたせいで失脚した日本の政治家は多い。有名なのが田中角栄だ。彼は、アメリカを出し抜いて日中国交回復を実現したからアメリカの逆鱗に触れて、ロッキード事件で失脚した。

結局、そういう日本とアメリカ権力関係のなかで、アメリカの意向に逆らう日本の政治家は失脚するということだ。


そういう観点から見ると、安倍さんの沖縄の基地政策は、単にアメリカの意向に逆らわない、安易な道を選んだだけで、表向きは勇ましいことを言ってはいるが、全く主体性に欠けるものだ。