mixiユーザー(id:4310558)

2015年02月13日12:16

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マワリミチ 第三部 飛躍編6

マワリミチは小説です。新しくマイミクになった方が本当の日記と

勘違いされることがありますので、予めお断りしておきます。予備校講師という

アウトローな人間の不器用な生き方をほぼ実話に沿って描きました。主人公、

ディスレクシアの元予備校講師川口民雄が元同僚、ADHDの並木義江とともに、

大検予備校を解雇になりました。二部では苦しみながら、なんとか生きる

手段を見つけました。今度はそれをどう発展させるか、考えながら、

第三部が始まります。飛躍編:「本文」占いは続く。

黒服の女性
「経済的に恵まれてはいましたか」

川口
「ちゃんと、学校は大学まで行かせてもらいました」

黒服の女性
「それだけでも、感謝しなければならないでしょう。世の中には学校へ

行けない人々も増えてきましたから。満足しなければなりません」

川口
「そう言えば、そうですね。両親に感謝しなければならないかな」

黒服の女性
「そうですよ。なかなか満足できる就職先がなかったのが、あなたが後悔していることです」

川口
「そうです。それを周囲や両親のせいにしました。今考えると、自分が悪かったと反省しています」

黒服の女性
「自分が思ったように働けなくて、苦労しています。やっと見つけた職も収入が

不安定で苦しい。だから、今後のことが気になっている」

川口
「え。どうして、わかるんですか」

黒服の女性
「いろいろと悩んでらっしゃるが、結論が出ない。このカードですと、迷わず進めです」

川口
「それしかないのですが、どうしたらよいか」

黒服の女性
「迷わないことが、一番、現在の仕事を続けて下さい」

川口
「そうか。あなたに、そう言われると、やる気が出そうです」

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