マワリミチは小説です。新しくマイミクになった方が本当の日記と
勘違いされることがありますので、予めお断りしておきます。予備校講師という
アウトローな人間の不器用な生き方をほぼ実話に沿って描きました。主人公、
ディスレクシアの元予備校講師川口民雄が元同僚、ADHDの並木義江とともに、
大検予備校を解雇になりました。二部では苦しみながら、なんとか生きる
手段を見つけました。今度はそれをどう発展させるか、考えながら、
第三部が始まります。飛躍編:「本文」占いは続く。
黒服の女性
「経済的に恵まれてはいましたか」
川口
「ちゃんと、学校は大学まで行かせてもらいました」
黒服の女性
「それだけでも、感謝しなければならないでしょう。世の中には学校へ
行けない人々も増えてきましたから。満足しなければなりません」
川口
「そう言えば、そうですね。両親に感謝しなければならないかな」
黒服の女性
「そうですよ。なかなか満足できる就職先がなかったのが、あなたが後悔していることです」
川口
「そうです。それを周囲や両親のせいにしました。今考えると、自分が悪かったと反省しています」
黒服の女性
「自分が思ったように働けなくて、苦労しています。やっと見つけた職も収入が
不安定で苦しい。だから、今後のことが気になっている」
川口
「え。どうして、わかるんですか」
黒服の女性
「いろいろと悩んでらっしゃるが、結論が出ない。このカードですと、迷わず進めです」
川口
「それしかないのですが、どうしたらよいか」
黒服の女性
「迷わないことが、一番、現在の仕事を続けて下さい」
川口
「そうか。あなたに、そう言われると、やる気が出そうです」
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