どう考えたらいいんだろうね…

■後藤健二さん殺害か　「イスラム国」が新たな動画
(朝日新聞デジタル - 02月01日 05:34)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3252962


後藤さんが殺されたのだとしたら、僕は日本人として、憤りを感じる。
湯川さんとそのご家族及び後藤さんとそのご家族にはかける言葉がない。

一方、見方を変えれば、これは価値観の対立という感じがする。
日本でも、150年くらい前の幕末の動乱期には、平気で人殺しが行われていた。
また、民間人を殺すのは問題だと言うのなら、30万人もの民間人を殺した広島・長崎の原爆はどうなんだと言いたい。


そしてイスラム教の解釈にしてもイスラム国の解釈が間違っているとは断言できないと思う。


さらに彼らは近代化から取り残された人たちだから、救済しなければならないという考え方も、西洋絶対主義的な考え方で、与することができない。


結局、こういう問題というのは、自己の属性とか感情を離れて考えることができないのは重々承知しつつも、それでも相手の考え方に耳を傾ける姿勢が必要なのではないだろうかと思う。
そういう想像力をもって相手の立場に立って考えてみて、次は、それを行動に生かす。
具体的には、対話が大事なのではないかと思う。相手が拒絶しても話し合いを持つよう積極的に働きかけ続けるわけだ。


相手をならず者と決めつけ、ならず者には武力攻撃しかないというのも、昔から行われてきた方法論だが、それだと、結局は正しいものではなく強いものが勝つ。自分たちが弱体化したら通用しない方法論だ。


そうは言っても、現実に殺されそうになっている人がいるのにそんな悠長なこといってられない、という考え方もある。


どう考えたらいいんだろうね…。