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2015年02月01日00:13

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「安田純平」という勘違い人

今回の記事を読んで、最初に思った事は、「議論のすり替え」ですね。

■ 「自己責任論」について

彼の主張です。

>日本の自己責任論は結局、「自分では責任が取れないのだから行くな」「世間に迷惑をかけるからダメだ」という話です。自己責任という言葉は、「人質を救助しなくてもいい」と主張するために、便利に使われているだけでしょう。

いえいえ。便利に使われているのではなく、実際 “そうなんです” よ。

政府は危険である旨、警告をだしてますし、今回は取材ではなく個人的な理由、そう…


  「知人(友人=湯川氏)を救出するため」


ですよね?これが後藤さん個人の自分勝手な理由であり、国の勧告を無視してまで実行しなければならない事ではありません。それなりの理由でなければならないのに、そうではない。非難される理由はそこです。

また、

>だからといってそのことと政府がすべきこととは別問題で、「見殺しにして良い」という結論にはならないと思います。

とも仰ってますが、政府は見殺しになんてした事はただの一度もありませんよ?自己責任だから放っておけ、というのは政府の意見ではなく、国民の多くから出た意見です。だから「議論のすり替え」だというのです。


■ なぜ、紛争地帯にジャーナリストが行かなければならないのか?

いやいや。まず安田氏の意見を載せる前に言っておきますが、今回はジャーナリストの取材ではなく、


  「知人(友人=湯川氏)を救出するため」


ですよ?ちなみに記事にある安田氏はイラクでの自身の体験を語ってますが、条件が違いすぎて比較できないと思いますが?ちなみに彼は紛争地帯に行くジャーナリストについてこう語っています。

>たとえば、シリア内戦を取材すれば、現地の人たちからは「昔の彼女が敵側にいる。どうしているだろうか」「サッカーのチームメイトが向こう側にいる」といった話が出てきます。そうした話を集めていくことで、なぜ彼らが対立しているのか。どういう思いで暮らしているのかといった、個人個人のディテールが見えてきます。


はい。失礼な言い方をすれば、「すごくどうでもいい」 です。

これが多くの日本人の関心のある事、もしくは日本の政策の一環であるなら必要な事だと思います。ですが、それを突き止め、何とかしようとする心意気は関心するとしても、それを日本国、もしくは日本国民全員に関わる問題にまで発展されては困るんですよ。

そのような紛争や貧困といった状況など、世界中にいたるところにあるんですよ。それら全てに日本が、日本国民が関われますか?答えは 『 いいえ』 です。しかもそれを個人であるジャーナリストの一行動、一意見で決められては迷惑です。その訴えに賛同する人が多いのなら、それはそれで構いませんが、今回、湯川氏、後藤氏の両名が自分勝手な行動で人質になるまでは、日本としても、日本国民としても、それほど本格的に関わる問題ではなかったはずです。

まさに、『巻き込まれた』 以外の言葉はないのです。


■ 「無関心」こそが問題の温床

>知る必要がないという「無関心」こそが、いま起きている問題を引き起こしたと言っても、過言ではありません。シリアの内戦やイラクの圧政に国際社会が「無関心」であるうちに、「見捨てられた人々」の間に一気に入り込み、勢力を伸ばしたのが今のイスラム国です。

はっきり言いましょう。見捨てられたのではなく、『元々関わりがなかっただけ』 です。

では、どれだけ世界の紛争や貧困に関心を持てばよいのですか?そして日本が、日本国民が関心を持ったら、イスラム国が救われたとでも言うのですか?バカバカしい。

彼らの行動の理屈を見れば、自分勝手な宗教解釈と貧困その他の不満、他国の常識を顧みない自分本位の我儘であることは明白じゃないですか。

また、どれだけの関わりを持てば、「関心があった」とされるのでしょうか。あなた個人は関心があったとしても、それはあなた個人の考えであって、日本国民全員に強制するものではありませんよ?


>相手を「テロリスト」だとみなしたとたん、証拠を示すことも反論の機会を与えることもなく拘束し、拷問し、殺害してきたのが「テロとの戦い」

続きますが、これらの言動も「議論のすり替え」ですね。では相手はこちらの判断や、やってきたことに対し、証拠の提示や反論の機会を与えたうえで、テロ行為を行っているのですか?

自分勝手な判断と行動で周囲に迷惑をかけてるテロリストに、普通の自国の犯罪者同様の捜査や証拠の提示、反論の機会を与える理由がありますか?私には感じませんね。そういう事は、相手も同じ考えと法を持っている場合に言えることです。

私は自分を絶対の正義だとは思っていませんが、自分にとっての正義とは、自分の立ち位置によって変わるものであり、時に他者にとっては正義足りえないものだと思っています。ですが、それなりに自分がそう思う理由を提示しますし、他者を非難する場合も、自分なりではあっても、理由を述べて相手の話も聞く努力は惜しみません。だから十分とは言いませんが、それすらしないテロリストにこちらだけ礼儀を尽くす理由はありませんよ。


■ 法とは国によって異なるもの

>相手を理解しようとか、なぜそうなったのか原因が知りたいという考えではなくて、テロリストだから殺してもいい、拷問してもいいといった感情に流されがちです。しかし、どれほど凶悪な事件であろうと、法によって裁くという秩序と理性を崩してはいけないと思っています。

最後になりますが、法を持ち出すなら、相手も日本国憲法に則っているのでなければ意味はありませんよ。秩序?理性?そんなものは平和を手に入れた国の人が言えることですよ。

例えば、「パンを一つ盗んだ」

これだって、日本での中学生がスリルを求めて、ストレス発散などで行った万引きと、生き延びるために行った窃盗とは意味が異なります。

この例でいえば、中学生は警察に突き出されても起訴までされないかも知れません。反省の色が見え、両親も謝罪や弁償があれば不問になるかも知れません。ですが、貧困地域の窃盗では、捕まれば撲殺されるケースもあります。

今回のイスラム国に、日本人が普通に持っている道徳観、理性・法・秩序などを持ち出して、一体何が通じるというのですか?この安田氏という方はジャーナリストで実際の国を見てきた割には、何も学んでいないのですね。


■ 今回の件について

「自己責任」という言葉がキーワードみたいになっていますが、個人的には正にその通りです。自分で勝手に警告無視して自分のやりたい事をやりに行ったのですから、そこに同情の余地はありませんし、助ける必要性も感じません。

「友人を命がけで助けに行った」 という美談ではありません。

「国も国民も関係ないのに、勝手な理由で捕まった人を、これまた勝手に自分で助けに行かないと!と自己陶酔して我が子の出産時期にも関わらず、国が警告を発した危険地域に飛び込んで捕まった」 という単なる個人の不始末な話というだけです。

記事の安田氏に言いたい事としては、


   あ、彼、別にジャーナリストとして行った訳じゃないって知ってる?


ってことですかね。




■<イスラム国問題>なぜ紛争地域を取材するのか〜ジャーナリスト安田純平さんに聞く
(弁護士ドットコム - 01月31日 11:31)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=3252261
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