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2015年01月31日22:13

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日本は単一民族ではないが、単一民族にしないといけない

『日本は海に囲まれた島国であり、古来より異民族による侵略を免れてきた』

というのが教科書上も報道上もお約束ではあるが、単にお約束としてそうなっているだけで、歴史事実とは大きく乖離している。

中華帝国による近隣国の冊封体制が確立するより前の時期、つまり日本まで唐の支配体制が及んでくるより前の時代は、日本列島と朝鮮半島の間は、頻繁に領土侵入や戦争が起こっていた。

半島そのものも、北の遊牧民族に近い高句麗系と、地形が山がちで陸路が発達せず舟を使うことが多かった南の百済や新羅の系統とでは民族構成が違っていたので、半島内部でよく戦争が起きていた。

高句麗の圧迫に対して、百済や新羅が倭に援軍要請し、参戦した倭軍がそのまま居座って半島に領土主張したりといったことは、300〜600年代には頻繁に起こっていた。



日本の聖徳太子が隋の煬帝に対し、日出処の天子が日没処の天子に送ると書いた書簡に、煬帝は激怒した。というのは結構有名で知っている人も多い。

聖徳太子がそう書いたのは、中華帝国の威光はまだまだ半島以東には届いておらず、当時の倭は半島の一部も領土としており、半島の諸王国よりも権力があるぐらいだったので、日出処の天子と称するぐらいの権勢は実際にあった。



それが一転したのが唐代に入ってからで、半島三国の中では最も劣勢だった新羅に唐が肩入れしたことで半島の勢力図は一変し、高句麗と百済は版図を失い、百済の亡命王族は倭と連合して半島再上陸を目指して争った。それが663年、白村江の戦い。

白村江の戦いで、倭・百済連合軍は、唐・新羅連合軍に敗れ、余勢を駆った唐・新羅は、大宰府あたりまで来ていたらしい。

その後、倭の内部は、百済派(中大兄皇子、後の天智天皇)と新羅派(大海人皇子、後の天武天皇)の派閥に割れて大いに争い、古代史上最大の動乱と言われる壬申の乱が起きる。

勝った側の天武天皇により、国号を「日本」と定め、国定の歴史書である古事記や日本書紀が作られ、唐風の律令制度が整えられる。

その時に、唐の意向にそぐわない歴史や文物は排除されたので、日本の600年代以前の歴史資料は不自然に少ない。



それ以降、半島も日本も中華帝国の臣下なので、臣下同士が宗主に断りなく勝手に争うことは許されないので、日本と半島の間で戦争があっても、それは戦争ではなく事件ですという扱いになっている。

中華の民族ではないモンゴルが日本を攻めた元寇や、カトリック勢力の要請で行われた秀吉の唐入りだけは、中華帝国の宗主の威光の外側で起こったことなので、戦争として記述されている。



日本は海に囲まれた島国だから異民族の流入は無かったことになっているが、実際には千年以上前から、頻繁に半島との間に行き来があり、王族・皇族・貴族・士族は通婚しており、大きな戦争があると戦時捕虜を相互に多数持ち帰っている。

上流階級は通婚で血が混ざっているし、下層階級は戦時捕虜が賤民として定着しているので、日本と半島の間は古来よりかなりの数で民族が交錯している。

天智天皇系の子孫、つまり百済系は後の平氏になっているし、天武天皇系の子孫である新羅系は後の源氏になっている。

しかしそういう歴史的な派閥系統を認めてしまうと、必ず民族や宗教で割れて派閥争いになるので、そういう民族・宗教派閥は存在しないことになっている。戦後日本では。



カトリック勢力が日本到達し、カトリックの後ろ盾を得た織田信長が天下布武を目指し、既存の宗教的権威や朝廷を破壊しまくったのは、旧来の支配者である中華や半島の派閥を一掃し、カトリックに従う者が王者であるワンスタンダードに書き換えるためだった。

イギリスの後押しを得た薩摩・長州が江戸幕府を倒し新政権を樹立した時は、封建領主による藩国制度が解体され、元の氏族が何であるのかが分かり難くなった。

アメリカに完全占領された太平洋戦争後は、日本は単一民族国家ということになった。

つまり欧米系勢力が上陸する度に、旧来の土着氏族や中華・半島の系列による派閥は解体されてきたということ。

新宗主であるカトリックやイギリスやアメリカの意向により、日本は単一民族国家で、新宗主の命の元に一丸となって働き、例外は認めない。そういうシステムになっている。



新宗主に強い権力があるうちは、日本はワンスタンダードでみんな一方向に走る方式になるが、新宗主の権勢が衰えると、日本国内は派閥割れして争うことになる。

今はアメリカが弱くなってきている。

アメリカは新しいフロンティアとして中国やインドやブラジルやトルコに投資したが、それがことごとくコケたので、世界をアメリカの意向に従わせるのが難しくなってきている。

そういう時代なので、戦後にアメリカが要求してそうなった「日本は単一民族」方式は前提が崩れてしまっているので、今後は日本も民族や宗教ごとに派閥割れして争う可能性が高い。



日本の中で最も多数派の移民は韓国系で、次いで朝鮮系になる。これらは何百万人も居て、南北合わせれば既に1千万近い。

中国系は数十万程度なので、政権乗っ取りや内戦を起こせるレベルの数ではない。

宗教組織は移民の互助組織になることが多く、明治の日韓併合から昭和初期までに渡ってきた朝鮮人移民は仏教系互助組織を作り、その後継で最大のものが創価学会になる。

大戦後の朝鮮半島南部には、アメリカのキリスト教団体が進出して食料支援などを行ったので、韓国にはキリスト教徒が多い。

そのため、日本のキリスト教団体も戦後に設立されたものはコリアンチャーチ系列が多い。

日本は日系・神道・保守と、韓系・キリスト教・左翼と、朝鮮系・仏教・右翼が三大派閥になっている。



現宗主国であるアメリカに、臣下を養っていく力が不足していれば、日本は明日にでも三大派閥で割れて相互に争う可能性がある。

戦後日本の平和は、憲法9条によって為されていたのではなく、アメリカの圧倒的なパワーの元に統合され、庇護されていただけだと自覚しないといけない。



■高まる「ホームグロウン・テロ」の脅威 対策には何が必要か?
(THE PAGE - 01月31日 18:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=177&from=diary&id=3252675
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