辻村深月「冷たい校舎の時は止まる」 講談社ノベル 上中下 780頁
FM愛知番組中の東京FMからの放送で
「高校生ビブリア」の放送があった。
昨年?一等となった「女子高校生」推薦の本。
「高校生ビブリア」は高校生が自分の好きな本を5分間プレゼンする。
ラジオ聞いていて、彼女のプレゼンが上手くて読みたくなり
2004年出版の三冊を図書館で借りる。
ある雪の朝
登校した4人の男子高校生と4人の女子高校生。
彼らはいずれも生徒会役員で同じクラス。
しかし、登校してみると学校は空っぽ。
帰宅しようとするも、扉も窓も開かなくて閉じ込められてしまう。
やがて、ひとりが
「2ヶ月前に、この中の誰かが自殺しているから生徒会は7人のはず・・」と言い出す。
しかし、8人は誰一人、自殺した生徒が誰だったか思い出せない。
果たして、彼らは無事に学校から出られるのか?
自殺した一人は誰なのか?
消された記憶は蘇るのか?
一見、無関係なような彼らの過去の話が
結末で繋がってきて、一気読み!
4日で読み終わる。
萩尾望都「11人いる」
楳図 かずお「漂流教室」
をイメージして読み出しましたが
いやいや、しっかりしたプロットです。
久々、日本人作家の「ファンタジー&ミステリー」でした。
*******************
所で
時々、日本の高校生の小説やTVドラマを観るにつけ思う。
中学から、ずーーーーと男子校。
(大学も昔の理系は男子だけ!!)
男女高校生が普通に友達・親友として付き合っていることが
理解できない。
いやいや、思春期の男子校は「エロ」満載でした!!!
(当事の言動、とても、人には言えない・・)
先日の朝日新聞で
「ずっと女子校育ちで、異性との付き合い方が判らない。」の質問に
上野 千鶴子さんが「男女共学でないことが不自然である!」とばっさり。
切り捨てられてしまいました・・・。
確かになぁ・・。
やっとこさ、この年になって(しかし、今頃遅いよね)
男女の「友達」としての付き合い方が
無理なく自然にできるようになった。
高校男女共学って
ナチュラルに、異性と友達として付き合えるのかなぁ?
男子は「スケベな欲望」持ってないのかな?
永遠の謎です。
ログインしてコメントを確認・投稿する