昨日日記に書いた日本経済に関するプレゼンで気になることがあったのが、「東京圏への過度の過密を緩和」するのが政府の目標に上がってて。 なんかこれ、ここ30年くらい言ってないヶ? で、しかも「過度の」がどれくらいなのかもはっきりしてない。
「過度の」というんだったら、どれくらいだったら東京は適正規模なのか?ってアイデアがあるはずだと思うんだけど、きとそれはないわよね、日本政府? 探したけど見つからなかったわよ。昔通産省が「過度の競争」をさせないために通達で産業政策をしてたのと同じように、官僚の勝手な考えで、何が「過度」でなにが「適正」なのかが決まる。
しかもさ、東京への一極集中は企業と家計の自由な選択の結果でしょ(Market outcome)?これは均衡じゃないのか?もしそこに政治が入ってMarket outcomeを変えたいんだったら、外部性(Externality)がなきゃいけない。で、政府の書いたのを、と探してみると(
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/future/0407/shiryou_04.pdf PDF注意)、「過度の集中は外部不経済をもたらし」(p. 2)って書いてあるけど、アタシが考えても交通混雑しか外部不経済考えられないわ。 でも人口の集中には正の外部経済があることもわかってるんだから、外部不経済の負の部分と外部経済の正の部分を比べてどちらが大きいか、って考えなきゃいけないのに、それもなし。
東京の食料自給率1%以下とか製造業の割合が少ないとか、東京の比較優位に特化してるからこそ日本船体の所得が上がるんでしょ?議論としては意味もないことよ、これ。
その上、首都圏、人口の27.8%、GDPの29.3%(p.8)ってフランスのパリへの集中より少ないし、人口とGDPの集中の乖離度もフランス、イギリスに比べてずっと少ない(平均所得の国内での差が少ない)。 まったくもって「何が問題なの?」って思うわ。(中国やアメリカのように大きな国だと交通費・輸送費の問題があるから、いくつかの大都市圏極ができてそこで経済圏を作ってるから、ヨーロッパや日本のような国とは比べられない。)
唯一説得力のある説明がリスクの分散だけよね?地震が起こった時に東京に一極集中だと日本経済がダメになるから、企業のHeadquarter機能を2極にする、とか、データセンターやサーバーを東京以外に設ける、とか、そういう個々の政策の話もなし。
日本の官僚、ホント、経済学がわかってないわね。

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