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2015年01月22日19:30

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★私と読書★ その1 『沈黙』

今年から、日記の分類に読書を設けてみようと思いました。
今まで読んだ本、新たに読んだ本、私なりに感想を書いていこうと思ってます。


フォト 遠藤周作

重いテーマの本を一番に持ってくるのもどうかと思いますが。
一番初めにこの作品を取り上げたのは、私の人生でこれほど自分の価値観を変えて、生き方を変えた作品は他になかったからです。

初めて読んだのは高校2年の夏。あまりの難しさに頭を抱え込んでしまいました。
秋に学校の修学旅行で訪れる長崎・島原でのテーマに必要だったからです。

最後まで残った疑問、「なぜ神は棄教するまで、沈黙するのか」
わからない事だらけでした。

それから、『イエスの生涯』や『死海のほとり』など一連の作品を読み、数回は読みなおしました。
わかったようなわからいような。。。
でも歳を取り、人生を生きるにつれ、神の沈黙の意味が変わってきました。
沈黙は見守ること、自分がどんな結論を出そうとどんな状況になろうと見守ってもらっていたということ。

そう思う考えに至りました。
キリスト教は静養の文化や歴史、文学や美術等あらゆることに影響があります。
その根源は愛。
命についてその尊さを知らしめたもの。

これからきっと読書感想の中で、海外の作品を取り上げればその中にはキリスト教が深くかかわっていることが多いと思います。
その上で一番私が基準としているのがここに原点としてあると示しておきたいと思います。

ちなみに私はクリスチャンではありません。
でも、一番自分が大切にしたいのはキリストが説いた愛だと書いておきます。
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