ブラジルの医師たちの考案による“死期がわかる簡単なテスト”がという記事が配信された。
このテストはブラジルで2,000人以上の被験者の実験をもとにした統計的なテストであり、51歳から80歳位まで年齢が対象となっているそうだ。
【テスト方法】
1. 直立姿勢の状態から足を交差させてゆっくりと尻もちをつくようにして座る。
2. その姿勢から、できるだけ手や肘などの支えを使わずに再度立ちあがる。
この動作をパーフェクトにできたら10点満点。基準により減点される方式だ。
・ 座るとき、または立つときに手のひらを地面に着く毎に1点マイナス。
・ 手のひらではなく前腕(ひじから手首まで)を使っても同様に減点される。
・ 地面ではなく、太ももに手をついても1点減点。
・ 膝、足の側面が地面に着くと各1点減点。
・ ふらつきも0.5ポイント減点。
あなたの寿命はあと何年?
・ 3点以下=8点以上の方に比べ、6年以内に死亡する確率が5倍以上
・ 7点以下=8点以上の方に比べ、6年以内の死亡する確率が2倍以上
・ 総得点が1点減るごとに、死因に関わらず21パーセント以上死亡率が高くなる。
■ペリーもビックリ、日本人の足腰の強さ
幕末に開国を迫って来航したペリーが「床に座った状態からぱっと立つ日本人をみて軽業師のようだ」と驚いたというエピソードがある。
あぐら座りからの抜刀術などは驚異的だろう。
欧米化が進んだ現代日本では、正座をする機会も少なく、和式トイレも少なくなり、昔の日本と比べれば生活の中で下半身の筋肉を使う機会もぐんと減った。江戸時代までの日本人の生活の中には、床の生活が基本にあり、それにより培われてきた身のこなし方を人々は意識せずにできていたのだ。
武士が座位の姿勢からさっと立ち上がるこのような動作は、欧米文化の中では見られることのない日本の美しい文化的な動作ではないだろうか。歴史遺跡や食文化だけでなく、日本人の理にかなった立ち居ぶるまいも後世に残すべき貴重な文化遺産であると実感する機会になった。
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