もらうことばかりを考えて、自分のものを出すことを少しも考えない動物的な生き方を、便秘症的な生き方といいます。
心でも体でも、便秘症かどうかは皮膚を見ればわかります。皮膚と神経は一つのものです。きれいな皮膚になる秘訣、即ちきれいな神経をもつ秘訣は、心と体の中を浄化してきれいにすることです。
心を浄化する秘訣は、自分のことを考えることをやめて、他の人、他のものの利益になることばかりを考えた生き方をすることであります。
ですから他の人のよろこびと利益のために尽くすことに、一生懸命になっている人の顔を見てごらんなさい。実にきれいな感じを与えるものです。この人をまことの美人というのではないでしょうか。
美感とは単に形だけではなくて、その人そのものから出ている雰囲気であります。私は修養こそまことの美人への道であると思います。
美人になる秘訣はただ一つ、それは意識的に己を他に捧げることを心がけることです。
神に己を捧げる生き方を祈りの生き方というのですが、神とは善であり真でありますから自他の真と善のために生きる生き方が、祈りの生き方であります。
この祈りの生き方をするためには、何が必要であるかといいますと、他を愛し、他を尊ぶ心が必要であります。
他に与える者が他から与えられ、他をいじめれば他からいじめられ、他のものを奪えば自分のものを他から奪われ、他を憎めば自分が憎まれ、他に利益を与えれば自分にも利益が与えられ、他を救えば自分も救われるのです。
それは、これがバランス維持の法則、即ち自然の法則であるからです。このように自然の法則に従った生き方をすることを「神のみ心にしたがった生き方をする」というのであります。
・・・・沖正弘先生「生活を正す」(霞ヶ関書
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