中江彰「中江藤樹・人生百訓」(致知出版)より。
善を為すは耕耘のごとし。当下の穀を得ざるといえども必ず秋実を得る。
悪を作すは鴆酒を飲むがごとし。
即席の燕楽を得るといえども必ず死期来たる。
〔注〕鴆酒(ちんしゅ)=毒酒
〔注〕燕楽(えんらく)=酒宴を開いて遊興すること。また、その酒宴・宴会。
善行は、あたかも畑や田んぼを汗水ながして働いているようなもの。
種を植えて水をやったからといって、すぐに収穫できないけれども、
かならず秋には実りとなって私たちの口にはいる。
悪行は、あたかも毒入りの酒を飲むようなもの。
飲めばすぐに楽しくなるが、毒がじわりじわりと身体中にまわって、
かならず死期が早まる。
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