今年の競馬は、とにかくクラシック路線に
スターホースが集中しすぎて、この路線のレースばかり
一極集中で怪物級の馬が勢ぞろいするという図式が
目立ちました。中心的な存在が台頭していなくて
迷うレースもあれば、宝塚記念や天皇賞などは、
目移りしすぎて困るレースでしたね。
そんな一年をまさに象徴するようなレース。
締めくくりも目移りしすぎのレースになりました。
第59回 有馬記念 (Ｇ��)
中山競馬場 芝2,500m ３歳以上 国際 定量
思えばジャパンカップの時も、Ｇ�鞠呂鮨瑤┐襪�
切りがなかったことを思い出しますよね。
あの時が18頭立てのうちＧ�鞠呂�12頭。
とはいえ、参戦した外国馬3頭がすべてＧ�鞠呂任靴燭�ら、
日本のＧ�鞠呂�半数を占めていた計算になります。
今回は16頭立てのＧ�鞠呂�10頭。全て日本馬です。
半数以上をＧ�鞠呂�占めるという異例のレースになりました。
今回もＧ�鞠呂鯲鶺鵑靴討澆泙靴腓Δ�…。
1枠1番 トーセンラー(マイルCS)
1枠2番 ヴィルシーナ(ヴィクトリアマイル)
2枠3番 ワンアンドオンリー(東京優駿)
2枠4番 ジェンティルドンナ(牝馬三冠他)
3枠5番 ラキシス(エリザベス女王杯)
4枠8番 メイショウマンボ(優駿牝馬)
5枠10番 フェノーメノ(天皇賞)
7枠13番 エピファネイア(ジャパンカップ)
7枠14番 ゴールドシップ(有馬記念)
8枠15番 ジャスタウェイ(天皇賞)
ゲートで見ると、1から5番までのゲートはＧ�鞠蓮�
13〜15もＧ�鞠浪Ｊ造咾箸い�状況なんです。
ここから選ぶというのは…酷ですよね。
2枠4番 ジェンティルドンナ
ただ、まずは一頭選んでみたいのはこの馬です。
有馬記念の牝馬優勝は過去４回しかありません。
有馬記念では牝馬は不利。
という一種のジンクスはあるのですが、
実はジンクスという意味で行くと、
少し面白いジンクスがあるんです。
有馬記念を制した牝馬というと、ガーネット、
スターロッチ、トウメイ、ダイワスカーレットの4頭。
このうちのスターロッチを除く3頭が優勝した有馬記念が
引退レースというレースなんです。
もちろん有馬記念で引退した牝馬はもっと多いのですけど、
有馬記念で引退した牝馬をざっと数えてみると、
意外と少なくて、確認できるだけで20頭ほど。
そのうち有終の美を飾ったのが3頭ですから、
その確率は３割です。確率で出してみると、意外と多いんです。
今回の有馬記念で引退する馬が、トーセンラー、
ジャスタウェイ、ヴィルシーナとこのジェンティルドンナの4頭。
確率という論法で言うと、ジェンティルドンナとヴィルシーナは、
優勝確率が30％ですものね。
他の馬に比べると、気になる高さだと思います。
逆にマイナス面で気になるのは…意外なことに…
中山競馬場は初体験なんですね。
1枠2番 ヴィルシーナ
ジェンティルドンナと同じ論法で言うと、引退レースでの牝馬って、
少し気になるでしょ？ という論法です。
ただしこちらの方はさすがに距離的には厳しいかもしれません。
ジェンティルと同じディープ産駒ですけど、母系から考えると、
こちらの方はかなりマイル適性が強く出ている配合ですから…。
で、この娘もやはり中山競馬場初体験なんですよ。
7枠14番 ゴールドシップ
春秋グランプリ連覇を目指すフランス帰りの英雄です。
集結したスターホースの中で、一番中山競馬場での実績が高いのは、
間違いなくこの馬です。このあたりはさすがに、ステイゴールド産駒
らしい器用さを生かした競馬できている証拠だと思います。
この馬の強みは、あっという間にトップスピードにもっていける
瞬発力です。札幌記念でも負けて尚強しという印象を
みせての２着。最後の直線が短くても苦にしません。
そういう特性を十分に活かせば、この馬の優勝は
疑う余地はないのですけど…あとはこの馬のやる気次第？
8枠15番 ジャスタウェイ
この馬もトップスピードにもっていくのが早いという
印象があります。天皇賞の時も迫力がありましたけど、
やはり中山でもなかなかの成績をおさめているんですね。
ハーツクライ産駒はレース展開に左右されずに、
瞬発力を発揮させてくる特質がありますしね。
この馬にも十分有終の美を飾る可能性があると思います。
7枠13番 エピファネイア
正直言って前走のジャパンカップは、馬が違ったのではないだろうか。
という印象すら受けました。でも、この馬の本当に力を引き出せば、
これくらいは出来て当たり前だと思っていました。
ようやくこの馬の持つ本当に力が目覚めたのかもしれません。
母がシーザリオという超良血馬。これだけの馬にＧ�犠〕�が
たった二つでは少々寂しいですよね。
ここでグランプリホースに輝くことができるでしょうか。
それだけの馬だと思っています。
5枠11番 フェノーメノ
豊富なスタミナと爆発力が魅力的な天皇賞馬です。
この馬もゴールドシップ同様にさすがはステイゴールド産駒で、
中山が大の得意なんです。直線までじっくりと脚をためて、
短い直線でも一気にスピード上げる瞬発力の持ち主。
こういう特性を持っている馬は、有馬記念では必ず要注意です。
難しい競馬場でのレースですから、こういう競馬場での
相性が良い馬という意味では、フェノーメノにＧ�毅仮〔椶�
戴冠も十分に考えられると思っています。
実は中山が得意という見方で見ていくと、
ワンアンドオンリー、トゥザワールド、
それにウインバリアシオンまで名前を挙げられるんです。
名前が挙がってくると、気になる馬ばかりでしょ。
目移りしすぎて本当に困るレースですね。
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