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2014年12月24日22:33

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のんき節でご冥福

きょうは十日市場のグループホーム。
車でカミさんと二人で。
一年ぶり。
今年最後の慰問である。

施設に行ったら、

スタッフの方たちが

「あの部屋に入ってもらいましょうか」

「そうですね」

いつも事務所の片隅で着替えをしていた。

部屋が空いているらしい
ゆっくり着替えができてよかった、
と部屋に入った。

しかし何だか、
入居者が今まで居られた様なフンイキ。

すると

「今朝、ここに入っておられた方が亡くなりました」

「エエッ!」

「でも大丈夫です。
 大往生でした。
 96才で亡くなりました。
 その方も、皆さん悲しまないで下さい
 と言って旅立ちました。
 だから今日の会も楽しくやります」

「わかりました」

ちょっとショックだったが、
使わせてもらう事に。

96才というと何年生まれだろう
と調べたら大正7年。

金色夜叉の唄とのんき節が流行っていた年。
その二つを唄って偲ぶか、
と考えながら着替えていたら、
机の上に、その方の旦那様らしい
70代ぐらいの人の写真立てが。

ふとヒラメいた。
のんき節を作って唄ってみようか。
楽しくというのだったらいいのでは、と。

新作ののんき節は
ほとんど字余りになるので
作ってすぐ唄えるものではない。
しかし
「マッサン」のカモイの大将の声が聞こえた。

「やってみなはれ」(笑)

亡くなって
旦那様のトコロに行った
というテーマで
ない頭をフル回転。

施設の方にお名前を聞いて、
頭でのんき節作りながら
2階の会場に向かう。

カミさんがットップで
踊りを。

その間にのんき節を作り上げた。
でも頭で作ったモノが
はたして唄いながら出て来るか、
出たとこ勝負だった(笑)

ヴァイオリン演歌は
いつもの様に「鉄道唱歌」から。

皆さんいつもの様に
最初から大いに唄って下さり、
リラックスしてやれた。

「酋長の娘」をやったアトに
いよいよ「のんき節」

施設の方に書いてもらった
お名前を見ながら、唄いました。

さすがにスムーズには行かず、
エーとエーと、と思い出しながら。
途中つまって、一度やり直し(笑)

でも皆さんに
思いは伝わった様な。

こんな歌詞でした。

 Mさん 96才 大往生でした

 天国の方はどうですかと たずねたら

 皆様 お世話になりました

 正月は旦那様と 水入らず

       ハハのんきだネ〜


このあと、大正琴で童謡唱歌もやり、
最後は「故郷」を大合唱して
今年のボランティア活動は
コレにてお終い。




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