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2014年12月23日07:14

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霊的見方と物質的見方


★ 他人の苦しみは、ある人々の心には憐憫の情を喚び起し、ある人々の心には苛立ちの気持ちを喚び起す。同じ一人の人間が人々の苦しみを見て、時には憐れみ、時には何だか嬉しい気がする時さえある。

これは我々が、この世の全てのものを相異なる二つの見方で見ているからである。一つの見方は、自分を他の全ての存在と区別されたものとしてみる場合である。

もう一つの見方は、どんな人間でも我々と繋がっているもの、我々と彼らはそのまま一体だと見る見方である。

最初の方法は、他者は皆《私》ではないと教え、もう一つの方法は、他者も全て自分と同じように《私》であると教える。・・・・・ショーペンハウエル

★ 人間は霊のために生きれば生きるほど、生きとし生けるものをより身近に感ずるようになる。肉体のために生きたら、君は他人だけの中に一人ぽっちということになるだろう。霊のために生きたら、みんなが君の親戚にとなるだろう。

★ 川は池と違うし、池は水桶と違うし、水桶は水柄杓と違う。しかし、川にも池にも水柄杓にも同じ水が入っている。そのように人も種々様々であるが、その中に宿る霊はみんな同じである。

★ 人間は、万人の中に自分自身を見る時、はじめて自分の人生を理解する。


トルストイ「人生の道」(武蔵野書房)よりピックアップしました。

文豪トルストイは,その著書「人生の道」で釈迦,孔子、老子、キリスト、マホメッド、ソクラテス、カント、エマーソン・・・・・等170人の古今の聖賢、思想家の言葉をまとめて、人として正しく生きるための「道しるべ」を述べています。
トルストイが「人生の道」の編纂を終わったのが1909年10月15日。
その22日後の11月7日に、彼はこの世を去りました。
従って、この「人生の道」は、文豪トルストイが、人類同胞へ残した最後の遺書になりました。



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