有馬記念までラスト３週
そこまでの２週は、未来のクラシック候補たちの
頂上決戦になります。
もともとこの名称は、北米最大のG�汽譟璽�
ブリーダーズカップの２歳馬部門のレース
いわゆるジュベナイルに由来しています。
本場では牡牝混合のジュベナイルと、
２歳牝馬限定のジュベナイルフィリーズの
部門とがあるわけですが、日本では来週行われる
混合のレースをフーチュリティーとして、
牝馬限定のこのレースだけ、名前をもらいました。
第66回 阪神ジュベナイルフィリーズ (G��)
阪神競馬場 芝1,600m 2歳オープン牝馬 国際 馬齢
近年の阪神JFは、本当にクラシックにつながる
名牝が優勝しています。ブエナビスタ、アパパネ、
このレースのレースレコードホルダーはあのウオッカです。
やはり牝馬クラシックの初戦、桜花賞と同じコースを走る。
という点で、このレースは来年につながりやすいのかもしれません。
1枠1番 ロカ
内枠になってしまって、少しかわいそうな気もしますけど、
この馬は能力が一枚上という気がします。
まだ新馬勝ちの一勝だけですけど、新馬戦でいきなり
上がり３３秒２の脚を使ってくるあたりは、只者ではありません。
父ハービンジャーはデインヒル系でこの流れはスポード自慢の
マイル血統。母父にダンスインザダークが入っているところが、
この馬のスタミナの強さを感じさせます。
もちろん来年の桜花賞候補ですけど、血統から言うと、
オークスでも活躍できる馬だろうと思います。
2枠4番 ココロノアイ
母父の系統がデインヒル系。父がステイゴールドという
こちらも魅力的な血統の持ち主。
レース実績を見ていると、父に似て、上がりタイムが
自在に変化していて、様々なレース展開に
対応してきたのだということが感じられる馬です。
すでに福島、新潟、東京と転戦してきて、
２勝１敗（２着１回）という安定した成績が出せているのも、
この馬の自在性がなせることだと思います。
これからクラシックで転戦していく上で、
こうしたいろいろな場面に対応できる能力は
強みになります。こちらも優勝候補の一角ですね。
6枠11番 レッツゴードンキ
前走のアルテミスSで、ココロノアイとタイム差なしの2着
というところが光ります。キングカメハメハの産駒ですし、
枠順もなかなかの好枠をひいたと思います。
気になるのは血統背景で、正直インブリードがだいぶあります。
ミスタープロスペクターが3×4、ノーザンダンサーは、
5代さかのぼると3頭もクロスしています。
もともと母系がサンデーですから、早熟っぽい
傾向があるのですが、このインブリードはそれに
拍車をかけそうな気がします。
もしかすると、今が成長のピークに近くなるかも。
7枠13番 コートシャルマン
デビューは早かったのですけど、そのあとの休養があって、
キャリアはまだ2戦2勝という馬です。
父がハーツクライ。この馬もどこからでも鋭い瞬発力を
いかせる馬でした。ステイゴールドに似て、
展開に合わせたレースができる点で、この配合は怖いです。
母系がミスプロ系で、スピードが期待できる血統ですね。
キャリアが浅いので、まだどのくらいの距離が適しているのか
何とも言えないのですが、この配合から言えば、
中距離程度がちょうどいいのかもしれません。
初めての重賞ですが、この馬ならばこなせそうです。
8枠17番 ダノングラシアス
こちらはちょっと外過ぎたかもしれません。
マンハッタンカフェの産駒というところはとても面白いです。
母系がゴーンウェスト(ミスプロ系)の血統なので、
中距離向きから長距離までこなせるよ。
という適性がうかがえます。
となると、この距離は少し厳しいのかもしれませんが、
来年のオークスを視野に入れた馬なのだろうなと思います。
前走は重賞制覇のチャンスだったのに、
ここで勝ち切れないところが不安要素かも。
ディープインパクト産駒も考えておくべき…と思えば、
8枠16番 ショウナンアデラ も気になりますし、
父がファルブラヴ、母父がアルカセットなんて、
JC優勝の2頭を父と祖父にもつ良血馬、
3枠5番 スマートプラネット も魅力的な馬ですね。
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