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2014年11月22日13:07

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映画「イコライザー」

昨日のレイトショーにて鑑賞。
あの「トレーニング・デイ」の主演と監督の新作アクション!

デンゼル・ワシントン
「イコライザー」The Equalizer

昼はホームセンターで働くマッコール。
夜はいつものダイナーで趣味の読書をする。
そのダイナーでいつも顔を会わす娼婦である少女テリーといつからか話を交わす仲。
ある日、彼女を扱き使ってた売春組織であるロシアンマフィアにテリーは酷い暴行を受け入院。
テリーを救うためにロシアンマフィアに、ただ1人立ち向かうマッコール。
一見真面目そうな彼には、もう1つの隠された姿があった!


この作品、観る前はそれなりに期待はあったけど、
いやいや、観始めたら、これが、これが、


最高にカッコ良過ぎる!


話のくだりは、売春をする少女を組織から救うために立ち向かう一人の男。
「タクシー・ドライバー」のような感じでもある。
いやいや、しかしこれが予想をもしなかった展開を見せる。
デンゼル演じる主人公マッコールが強過ぎる。
これはまさに


デンゼル無双!

必殺仕事人な感じもするまさに『闇の処刑人』
アクション映画で主人公が無双状態なのは、セガールやリーアム・二ーソンの主演作品でもあったけど、
この「イコライザー」は単なる無双アクションに終わってない。
そんな無双アクションに見飽きたと言う人にも充分勧めたい。
それだけ一味も二味も百味も違う!
肉弾戦、銃撃戦と強いだけでなく、知能的な強さをも見せるのが魅力。
敵の裏の裏を斯くかのように、トラップを仕掛けたり計画的なところを見せる。


最初は単なる売春組織かと思えば、その裏は巨大なロシアンマフィア。
1つのことが徐々に大きくなっていく辺りは、同監督の「トレーニング・デイ」にも近い。
そんなマフィア組織を最後まで1人で戦っていくのが良い。

とにかくアクションの演出、映像、そして盛り上げる劇的な音楽、
これは本当に痺れるほどに素晴らしい!
最近見た「エクスペンダブルズ3」が『動のアクション』なら、
「イコライザー」はまさに『静のアクション』
アクションに入る前や途中の間などの間合いがとにかく絶妙の緊張感を生む。

例えば、最初の殴りこみかけるシーン。
主人公は、敵の机にあるドクロの置物、敵1人1人に顔を向けて置く。
そこからの数人相手を一掃したり。
レストランでのシーン。敵幹部の水のグラスに割れて血まみれのサングラス、
それはついさっきまで彼が雇った殺し屋が掛けてたグラス。
敵への宣戦布告ぶりが何とも言えないほどの絶妙なカッコ良さ。
これはまさに観てて「来るぞ来るぞ!」とワクワクさせる。
アクションの見せ方が一本調子でなく、多種多様に様々な見せ方をして飽きさせない。

『静のアクション』といっても派手さに欠けるわけではない。
ここぞという所での爆発シーンや、
そしてあのクライマックスのホームセンター内での敵幹部との決着シーン…
もうここまでくると、もはや美しさまでも感じてしまう。
昔の映画でよく言われた『暴力の美学』の域までも達した一種の芸術性までも感じてしまう。


まさに見惚れてしまうアクション!


主人公は元CIAにいたという以外は、謎の存在。
履歴上、死んでいて別人として静かに生活してる。
ミステリアスな存在として最後まで貫いたのが返って良かった。

監督はアントワーン・フークア。
去年観ました「エンド・オブ・ホワイトハウス」が最高でした。
デビュー作の「リプレイスメント・キラー」からクールなスタイリッシュアクション演出には定評のある監督。
作品全体にある緊張感では、やはり「トレーニング デイ」を筆頭に引き込まれるものがある。
私からしたら、今作の「イコライザー」はスタイリッシュなアクションの最高峰と言ってもいいくらい。
とにかく、フークア監督の演出が神がかってるかのように冴えに冴え渡る!
最高傑作でしょう!

主人公マッコール役にご存知デンゼル・ワシントン!
去年は「フライト」と「2ガンズ」の主演作でも拝見。
アカデミー賞では常連の演技派な彼ですが、その反面アクション物でも魅力ある役者。
今回のデンゼルはひたすらクール。
カッコイイ役は過去にもあったけど、今回の役は際立って素晴らしい!
デンゼル演じるミステリアスで強い主人公にまさに惚れてしまう。
もはや私の中ではデンゼルの代表作といってもいいほど。

娼婦テリー役にクロエ・グレース・モレッツ
この作品、やはりクロエが出てるから観たのもあります。
でも出番は少ない。重要な役柄でもあります。
クロエが娼婦と汚れ役。
今年は「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」と突如日本公開した過去作「早熟のアイオワ」でも拝見。
同時期に公開した主演作「イフ・アイ・ステイ愛が還る場所」が都合で観に行けなかったのが残念。

敵役にマートン・ソーカス
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ始め、様々な作品でも見る役者。
この人の悪役ぶりがまた最高!
この人の面構えがそのものな感じがしていいです。
サディスティックで血も涙も無い極悪非道な悪役は、主人公のデンゼルに負けじと見せてくれる。
アクション物は悪役も光ってるからこそ面白い。

他には、
「インデペンデンス・デイ」の大統領役で知られるビル・プルマンや、
同監督の「エンド・オブ・ホワイトハウス」や今年は「プリズナーズ」でも拝見したメリッサ・レオ
も出てます。


「イコライザー」
これは思いもよらぬほど傑作アクション!
私自身、今年観た映画ではベスト上位には来るかも?
それほど惚れこんでしまった。

アクション映画というのは、アクションそのものだけでなく、
その間合いの緊張感もまた大切とも思った。
またそのアクションも見せ方一つでどれだけ素晴らしいものになるか。


超おススメ!

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