緊縛事故後遺症の補償について検索したら

ビックリしました。
ほんの数年でこれだけ世の中が変わったのかと驚いています。

サイト上で、堂々と緊縛事故の補償についての相談が有って、それに現役の弁護士が応えているのです。

私が活動を始めた頃は、受け手やM嬢が悪いみたいな話で、活動を始めてからも「なぜ今頃そんな活動をするのか」なんて言われましたし、施術に来た人達の中にも何人かが後遺症の補償について警察や弁護士に相談していましたがあまり取り合ってもらえず、彼女達から私の所に行ったとかボランティアで後遺症の回復施術をしている人が居ると聞いて警察や弁護士がS☆M業界や後遺症の実態について知りたいと訪ねて来た位で、まだその頃は、サイトなどで公に相談するなんて環境では無かったですからね。

でも、さっきたまたまyahooで緊☆縛事故で検索してみたら、緊☆縛事故の補償についての質問が有って、現役の弁護士さんが応えていたのです。
内容は、緊☆縛事故で医者が2ヶ月だと診断したけれど、相手側は誠意が無いのだが・・・という質問。
それに対する弁護士さんの返答は、ムチウチ症に準じる感じで傷害事件として30万から50万円だそうです。

2ヶ月で30~50万円ですよ。
正直、たった数年で凄い進化だと驚き、また金額にも驚きました。
今や、弁護士の相談メニューに緊☆縛事故補償が載っているんですねぇ。

また、最近はサイト上で橈骨神経症専門の整体院の宣伝も有りますが、（私からすれば期間が長すぎるのですが）3ヶ月かかると書いて有りました。
ですから、2ヶ月で30~50万ならば3ヶ月では40から60万でしょうか・・・・。

まぁ、橈骨神経症を起こせば、訴えられたら50万円覚悟しましょうという事かもしれませんが・・・、一番大切な事は、またこんな高い補償にならない為には店の責任者や縄会の主催者、そして縛り手としての姿勢や心だと思います。
つまり、後遺症者に寄り添う気持ちなのです。

当然、合意の下ですからお互いに基本的な責任が有ります。

でもね、例えば、縛っている最中に「痛いから止めて欲しい」と言われて、止めれば良いけれど、「もう少しだから我慢してくれ」と言って、結果事故ったら受け手はどう思いますか？弁護士だってこの金額にプラスして来ますよね。
また、受け手が後遺症を負ったと縛り手に伝えたら、「お前が悪い」と言われたり、縛り手が雲隠れしたらどう思いますか？

人は、時に仏にも鬼にもなります。
そうさせるのは相手・・・、つまり緊☆縛事故では店や縄会や縛り手の態度如何なのです。

縛り手のみなさんには厳しい事を言うようですが、ムチウチや緊☆縛事故後遺症は、「痛い痺れている指の力が入らない」と演技をしてもなかなかバレないんですよ。
受け手が縛り手の事を「憎い！」と思ったら、「痛い、まだ痺れてる」と医者に行って診断書を貰って弁護士事務所に行けば弁護士から店や縛り手の勤務先や自宅に正式な書類が届き補償問題に発展します。

もちろん、店や縄会の責任者は逃げられませんが、実はHNや匿名での活動だからと思っていても、パートナーは殆ど身元を知られているし、縄会などで聞けば自宅なんて直ぐにバレてしまいます。

そうそう、（次回のマニア倶楽部に書きますが）偽名で付き合っていたつもりが、いつの間にか彼女に免許証や名刺を写メされていたなんて話も多く有りますからね。

S☆Mパートナーや一期一会の縄会での縛りでも何かの縁です。
縁を口にする人が増えましたが、縁を感じるのならば対応もきちんとお願いします。

また、S☆Mバーやコミュニケーションバーは、補償問題だけでは有りません。
オリンピックに向けて益々色々な事が起きて来ると思います。
今までも何度も日記に書きましたが、業界の自浄作用が働くところはお上も優しいのですが、トラブルが続けば当然目も付けられるし取り締まりも厳しくなります。
特に、マスコミもS☆Mと書けば一般の人達の興味もそそるので恰好の餌食にもなります。

「ドンドンと緊☆縛が一般的になって行くのに事故に対する対応が出来ていない」と思われてしまえば、もっともっと色々な事が起きて来ると思います。

今回のマニアクラブにも書きましたが、後遺症の為に陰で泣いて来た人達は数知れません。

お上に付け込まれない様にする為にも、姿勢を正してもらいたいと思います。

くどい様ですが、ハッキリ言って事故を減らす事は出来てもいつかは事故は起きます。

私も事故の多いプロや縛り手は反省をしないという意味で批判もしますが、事故自体はお互いに危険行為を分かってしているのですから仕方の無い事だと思っていますし、問題視すべきは、事故後に不誠実な対応をするお店や縄会や縛り手の態度だと思っています。

M嬢や受け手をなめたら怖いですよ。

本当に、「人は相手の出方次第で仏にも鬼にもなります。」
そして、もう鬼になれる環境が整っているのです。

緊☆縛関係者のみなさんは、くれぐれもお考え下さいね。