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2014年10月04日23:53

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Gレコ#1&2 トミノ、炸裂!!

観た!

※禿儲だから意見偏ってるのは許して

まず、73才という年齢でTVロボット・アニメをやっちまうのには素直に脱帽。
この禿ジジィ、凄いよォ!!
しかもジュヴナイルの王道を、ロボット・アニメでやろうってんだから、この点については素直に称賛を贈りたい。

勿論、ジュヴナイルとは不特定多数の子ども=未成年を対象にしたカルチャー、エンタテインメントの事。
大人(成人)は自己責任で作品を鑑賞するが、未成年を対象とした作品の責任は視聴者ではなく作り手が負う。
故に作り手は、視聴者である未成年に対し最大限の誠意を込め責任を持って制作に当たらねばならない。
また、そういったジュヴナイルは必ず大人の視聴にも耐える。
TVアニメを始め現在、コンテンツの殆どは特定少数向け(大人向けと同義)。
細分化という便利な言葉は所詮マーケティング側の視点から出るもの。
だからこそ今、真のジュヴナイルを目指した『Gレコ』には大いなる価値が在る。

それともう一つ、生で富野アニメを視聴出来るというこの幸せ。
何物にも代え難い。

前置きが長くなったが、本題。
正にトミノ炸裂、のっけからトミノ全開。
久々に富野ガンダムを観たわ。
興奮で鼻血出そう。

“判り難い”
“でも引き込まれる”

…というのがネット上の主な評判の模様。
その感想は非常に良く判る。
前振りも無くバンバン出て来る専門用語、設定、台詞。
碌な説明も無く、置いてきぼり感がハンパ無い。
小生だって何度もツッコミたくなったしな。

だが、“判り易い”のが正しいのかと云うと、それも違う。
そもそも往年のサンライズ・アニメは皆なこうだったのだ。
で、小生等は子どもの頃、そんな細かい事すっ飛ばして観入ってた。
“判り難い”と感じるのは寧ろ大人層が主で、児童層は大した事は気にしない。
子どもは皆なニュータイプ!マジで。
内容の飛躍(リープ)にも柔軟に対応出来る。

それよりもノリが大切なのだ。

そして、“判り難い”のに“引き込まれる”のは、『Gレコ』が他のどんな作品とも違っていて(キャラ立てとか見せ方とかがステレオ・タイプな今風では無い)、それでいながら独自の表現方法を確立しているから、ついて行けてしまうという事だろう。
そこに視聴者は“富野の作家性”とか呼ばれてるものを感じ取るのだと思う。

その観点からすれば、#1、2はベルリとアイーダにグッと来るものを感じさせられれば成功なのだ。
謎に満ち満ちた物語だが、そこにU.C.ガンダム・シリーズの既存設定との整合性なんぞを求めたら物語中で路頭に迷う可能性が高い。
『Gレコ』はベルリとアイーダの冒険譚であって、ガンダム設定が謎解きのキーの一つにはなっていても、ガンダム設定で遊ぶ事はこの作品では在り得ないだろうからだ。
そんなハナシはダムエーとかに任せておいて、視聴者は黙ってベルとアイーダについて行けばいいのである。

とは云え、U.C.のミノクラとか∀のアメリアとかが出て来るのには、やっぱりガノタとしてはニヤリとさせられてしまうのだが。

話を戻すと、富野作品の独自性とは、富野云う処の芸能面、即ち“生々しさ”であると思う。
脚本も作画も声も、徹底的に生々しい。
ベルがアイーダを回想するのに髪の匂いを出したりするとか。
この“生々しさ”で紡がれているから、観る人の感性に訴えて多少物語説明が不足していても視聴を継続させるんじゃないかと。
で、肝心なのは、それが視聴者に理解し難い事。
他の作品は、もっと判り易く工夫するが、富野はそれをしない。
アニメ的文法に則らない。
それが逆に、リアリティ、リアリズムに繋がってると小生は思う。
だって、リアルな日常会話って、そんな整然としたものじゃないじゃん。
更に、オネェ言葉とか、実は会話になってないとか、視聴者に判らない嘘台詞とかが散りばめられていて、そういうのが観る者にザワザワ引っ掛かる。
富野の日常生活での会話?かどうかは判らんが、富野なりのリアルがアニメに落とし込まれてるんだろう。
所謂“富野節”って、こういう事なんじゃないの?

さてさて、内容の感想だ。
OPは本篇流用が多いけどこれで完成らしい。
いや、もう一寸頑張ろうよw
曲は素晴らしいんだからさ。

元気で明るいというのは散々聞かされてたけど、ベルの笑顔がとにかく印象的。
デレンセンじゃないけど、「笑ってる場合か!?」
で、天才肌なんだけど口調は“ですます”、ロランが明るくなって、でもウッソみたいな頭脳の持ち主…みたいな?
でも独特な破天荒さと突拍子の無さが感じられて、物語を牽引するには十分な力が在ると思った。

アイーダも“ですます”だが、禿は若者にこういう口の利き方を期待してるのか?
でも他のキャラは違うしな。
アイーダについてはゴニョゴニョなので別の機会に。

ハロが「ハロビー」として登場、この前の時代は携帯端末で、この後の時代にはキリング・マシーンとなる訳だが…まァ、千年単位で離れてるしなw

禿は軌道エレベーター全否定だが、だから敢えて出してファンタジーに出来たっつー話だったが…。
パヤオのファンタジー批判&『風立ちぬ』リアル路線評価してるのに、ファンタジーにしちゃったってのはどうなの?
まー意味合いは違うんだろうけど。
スコード(Space umbilical CORD)教の存在は、『進撃の巨人』の壁教を思い起こさせるね。
果たして、同じ様な仕込みが在るのか。

ところで、軌道エレベーターと主役ガンダムのカラー・チェンジはデス種と00がやっちゃってますってのは…誰もツッコまなかったんだろォなやっぱw

そしてG-セルフ。
何か可愛いね、お目めが大きくて。
でも性能的には凶悪っぽさが滲み出てる。
グリモア動くと恰好良い、海賊らしくていいね。
戦闘シーンは、今のアニメに比べると尖がってはいないけど、“戦争”っぽさは凄く感じられた。
これは年配者ならではか。

うわ、何か色々書いちゃった。
書き過ぎだ。
調子乗り過ぎですね、すんません。
尻切れトンボもいいとこですが、この辺にしときます。

<em>(追記)</em>

C.ガード以外に新設された即席C.アーミィの詳細

地球が太陽光発電のパネルを設置していないのは、地球が独裁してるから?

ベルとアイーダ、同じアイリス・サイン。ラライヤは?

旧MS、ディテールはカプールだけどサイズはカプルじゃないか?

「レイハントン・コード」、G-セルフ起動条件?

ラライヤの歌「だ〜れかさんが〜」、『小さい秋みつけた』?

国際基準、ユニバーサル・スタンダード

ビーム・バルカン?

G-セルフ、カーヒルへの反撃時にサイコミュ的な発光

EDで潔い位バレ、仮面キャラ枠
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