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2014年10月02日22:41

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【X JAPAN】MSG前哨戦 2014年9月30日

X JAPAN、4年ぶり国内公演でYOSHIKI感涙 「Xジャンプ」で1万人熱狂
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=3077602

しみじみと、良いライヴでした。
こんなに調子のいいYOSHIKIを見るのは
久しぶりな気がするし、ToshIのヴォーカルは
凄みすら帯びる美しさ、弦楽器隊のコンビネーションも
素晴らしかったし、何よりも、セトリのほぼ半分が
再結成後の曲、という処が今のX JAPANが「現役の
バンドなんだ!」という強い意志表明のように
感じられてならなかった。

無論、バックカタログは当然素晴らしいし、
出来ればもっと聞きたい。
でも、今のX JAPANは、あの頃のXではない。
YOSHIKIがいみじくもMCで云っていたように、
「色々な事があった」から。

だからこそ、「過去の再現」の方向に
進んでも良かった(正直、09年くらいまでは
YOSHIKIはそのつもりだったんではないかと、
個人的には思っている)。
トラブルもあったし、悲劇もあった。

だがしかし。

それでも、「Xは進み続ける」事を
YOSHIKIは、メンバたちは選択してくれた。

ファンであるならば、それを喜ばずにおらりょうか。

つう事で。

9月30日のセトリでございます。
記憶に基づいて書いておりますので、
抜け漏れ、誤認などはあると思いますが、
ご笑覧頂ければ、と思います。

1.JADE
・・・ほぼ定刻スタート(15分押しくらいかな?)。
新曲でスタート、という辺りから矢張り
「ブランニューX」の本領発揮、と云う辺りかね。
特効バシバシで火柱ガンガン上がり、もうラストか
と思わせる程の盛り上げよう。

2.RUSTY NAIL
・・・正直、新曲でこの曲が出た時は、好きじゃなかった。
なんかタルい曲だなぁ、という印象。同期ってのも
Xに合っていないような気もしていたし。何よりベースが(以下略)。

それでも、長い時間が経ち。

自分の考えや感じ方も変わってきた為か。

なんだか、妙に染みました。
あ、いい曲じゃん!っていう。

・・・いや、皆様ご存知でしたでしょうけど(笑)。


3.Silent jealousy
・・・実は、前二曲は10年の日産スタジアムと同じ構成。
でも、次が違う。

も〜う、違う。

やっぱ、この曲は凄い。
YOSHIKIが弾きだしたピアノのイントロ、
そしてピアノからドラムへの移動の間を、
完璧な音程コントロールで飾るToshI。

そして、爆発的に始まるサイジェラ。

個人的X曲No.1なので、聞けるだけでも
嬉しいのですが、この曲が凄いのは、
ライヴまるごとの空気すら変えてしまう事。

こんな凄い曲、他に無い。

4.新曲 (タイトル聞きとれず)
・・・YOSHIKI作詞SUGIZO作曲、だそうで。
その布陣だけ聞くと、メロディアス系が
来るかと思いきや、ゴリッゴリのハードコアサウンドに
プログレッシヴと云ってもいい程の難展開。
これは先行き楽しみな一曲ですな。

HEATH&PATAソロ
・・・PATAって、ワンコード一発ソロだけで
これほど客を沸かせられるんだから、大したもん。
既に名人の風格ですな。
ベースソロは・・・よくわからん(笑)。

5.DRAIN
・・・この曲も嬉しい選曲。HIDE曲の入れ方が
いつも素晴らしいんだよなぁ。

・・・そろそろTAIJI曲もセトリに(ぼそ)。

SUGIZO&YOSHIKIソロ
・・・天下御免の好い男二人組。何か、見ているだけで
幸せな気分になるわ。しかもヴァイオリンとピアノの
デュオって。何から何まで好い男やのぅ。

無論、プレイは最高で
やがて『紅』のイントロへ。

6.紅
・・・YOSHIKI絶好調。フィルのタイミング完璧。
時々、ボロッボロの『紅』見る事があるんで、
イントロ流れると心配になるんだが、今日の
安定感とスピード感は、凄い。

7.HERO
・・・初めてフルで聞く。おお、いい曲じゃないか。
しかし、このまだあまり馴染みのない、音源も
リリースされていない曲のサビを大合唱しろとは、
ToshIもYOSHIKIも無体な(笑)。

8.BORN to be free
・・・再結成後の新曲をしては大盛り上がりナンバなので
大変楽しい。ハイスパートナンバを作ってくれとは
云わんから、こういう曲が増えると嬉しいかな。

休憩(笑)
・・・SEも何もなしの謎の(笑)休憩タイム。
「・・・え、ひょっとしてさっきの『BORN〜』が
本編ラストだった?」と不安になったりも。
結局ウェーブタイムとなりました。

YOSHIKIピアノ&ドラムソロ
・・・しばらく前からドラムセットにミニキーボードが
配置されてカオスになっていたYOSHIKIドラムセットだったが、
更にドラムソロ中にピアノを弾きに行くという暴挙(笑)を
敢行するYOSHIKIに爆笑。本当に、「やりたい!」と
思いついたら止まらない人だなぁ。

でも、あんま格好よくは無いよ。

9.I.V
・・・新曲群全てに云える事だが、実に「HEATH向き」
だって事。X時代の(DALIAH含む)曲は、HEATHの
重い(言い換えればタルい)ベースには合わない
曲が多かった。『Sadistic Desire』とか悲惨の一言だもん。

だが、漸くHEATHのプレイがX JAPANの中で
居場所を見つけた気がする。

上手いか下手か、好きか嫌いかは別だが。


10.X
・・・どうしても、10年の日産スタジアムを思い出してしまう。
あの時、7人が居たのだ。今も、居るのだが、
耳を澄ましても、音は聞こえない。
耳の奥にずっと鳴ってはいるのだが、矢張り寂しいものだ。

そんな中。

曲中のToshIのメンバコールは。

当然の事ながら7人の名前だった。

それだけでも、とても嬉しい。

en1.ENDLESS RAIN
・・・さぁて、今日は何分演んのかなぁ、などと
身構えていると結構コンパクトに纏まりました。
理由は次の曲に。

en2.ART OF LIFE
・・・YOSHIKIのピアノソロから入る
抜粋版だけれど、この曲を聴けるとは。
凄まじいテンションで走り抜けるXの
格好いい事と云ったら。


総評としては、当然最高。つうか、此処数年で
一番良かった。

何よりも。

やっぱりこのバンドは、「一生懸命」だ。

プロなんだから当たり前だろ、って辺りなんですが、
でも、これくらい「一生懸命」にファンを楽しませよう、と
心血を注ぐバンドはいない。
だから、開演直前までぐちゃぐちゃやって、結果的に
加負荷でバーストしたり、グダグダになったりも
するんだけれど、それでもファンは皆知っている。
だから、ファンも一生懸命だ。

だから、Xのライヴは特別だし、美しいのだろう。

最盛期の神掛かった曲や演奏は、「色々な事があった」
結果、喪われたけれど。

このバンドの「一生懸命さ」は全く喪われていない。
どんなバンドだってミュージシャンだって、必ず
何処かで「大人」になって行く筈なのに、このバンドだけは
今もって子供みたいに泣いて笑って凄いライヴを
しようとしている。

だから、自分も一生懸命にライヴに参加しちゃうんだろう。

こんなバンド、他にはない。

そしてそれは。

HIDEがこの世に遺してくれたものなのだろうなぁ、と
思う。
あれくらい音楽に、ロックに一生懸命で、ファンを
大事にし、楽しませようとした人はいなかったのだから。

最後に、この日最も感動した一幕を
挙げて、この日記を閉じよう。

『I.V』だったと思う。
PATAが、見慣れないシルエットのギターを
弾いていた。

hideが最後にデザインした、hideモデルだった。
通称、「くじら」。
ライヴに使う予定だったが、hideは間に合わなかったらしい。
そのギターを弾き、PATAには珍しいギターを
高々と掲げるアクションを見たら。

少し、泣いた。


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コメント

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