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2014年09月08日05:58

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論理的思考

最近はやり(?)のハフィントン・ポストに、こんな記事が載っていた。

自分を論理的だと思っている人へ/論理的思考は魔法の杖ではないって話
http://www.huffingtonpost.jp/rootport/logical-thinking_b_5776270.html


私は論理的思考ができると自分では思っている。でもいつも論理的であるわけではないし、いつも論理的である必要もないとも思っている。

今の私の生活において論理的思考が求められる局面が存在するのは、「水辺に親しむ会」の会報誌の原稿と、ネットでの発言だけだ。共通点はいずれも文章であること。そう、私にとって論理的思考とは、基本的にリテラシーの問題なのだ。

以上を踏まえて、この記事が指摘している「論理的思考へのよくある誤解」を検証してみる。

>1.「論理的である」とは「遠慮がない」という意味ではない。

は論理以前の問題だ。「遠慮がない」のは全くもって非論理的である。自分の言いたいことを喚き散らすことのいったいどこに論理があるというのか。

>2.論理的思考力は、物事を単純化して考える力ではない。

物事を論理的に考えると、勘案すべき事項がどんどん増えていくので、事態はむしろ複雑化していく。複雑な物事は、頭の中だけでどうこうできるわけがない。ペンを取ってあれこれ書いてみたり描いてみたりする作業が必要だ。そうした作業を経た結果、物事が単純化することはあるかもしれないが、それは保証の限りではない。

>3.論理的思考力とコミュニケーション能力は違う。

これはちょっと間違っている。文章を媒介して行われるネットでのコミュニケーションではしばしば、論理的思考力が必要だ。自分の言いたいことを、過不足なくかつ誤解されないよう書き下すには、論理的思考を働かさなければならない。

>4.論理的思考を身につけても、仕事が早くなるとは限らない。

は2の帰結でもある。複雑な物事を考えるには時間がかかるので、仕事も遅くなる。

・・・という文章を書くだけで、30分以上かかってしまった。論理的思考とは実に非効率である。

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